レディー・ガガのインドネシア公演がイスラム過激派の標的に?

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レディー・ガガのインドネシア公演がイスラム過激派の標的に?

韓国でも一部団体からわいせつ批判を受け、コンサート会場周辺で抗議デモが発生するなどの騒ぎになったレディー・ガガだが、今度はインドネシアのイスラム急進派グループFPI(イスラム防衛戦線)が、6月にジャカルタで行われるガガの公演で大規模な抗議活動を行うことを予告し、空港でガガの入国を阻止する計画があることさえ明らかにした。

FPIの代表が、「我々は、彼女がこの国の土を踏むことを阻止する。彼女は悪魔の教義を我々の国で広めようなどという厚かましい真似は止めるべきだ。彼女のスタイルはわいせつであり、彼女の性的で淫らな服装は、我が国の子供たちの道徳心を蝕む。彼女は危険だ」という声明を発表したと英紙テレグラフが伝えている。

FPIは、イスラム強硬派の中でも最も急進的で、断食月に営業していたバーやディスコを襲撃して回ったり、インドネシア版プレイボーイ誌の発行に反対して出版社を襲うなど、暴力的な抗議活動を行うことで知られているという。

しかし、英紙テレグラフの報道によれば、インドネシアのガガのファンたちは過激派の警告にもひるまず、コンサートに行く意志をネットで確認し合っているいるようで、「インドネシアのリトル・モンスターVSイスラム防衛戦線。戦う準備はできています」「何?FPIがガガのコンサートを阻止するだって?彼らは芸術を知らない。ガガは芸術家だ。ガガ、待っているよ」などのメッセージをツイッターに投稿しているという。【UK在住/ブレイディみかこ】

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