『テルマエ・ロマエ』が邦画としては約1年半ぶりの興収50億円突破! 阿部寛には50年間入浴無料のプレゼント

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『テルマエ・ロマエ』が邦画としては約1年半ぶりの興収50億円突破! 阿部寛には50年間入浴無料のプレゼント

4月28日に封切られ、大ヒットスタートとなった阿部寛主演『テルマエ・ロマエは、邦画として、同じく東宝配給作品の『THE LAST MESSAGE 海猿』(10)以来、約1年半ぶりに興収50億円の大台を突破した。さらに原作本の発行部数は800万部を超え、まさに日本中で『テルマエ・ロマエ』現象を引き起こしていると言っても過言ではないだろう。

興収50億円突破を受けて、古代ローマの浴場設計技師ルシウスを演じた阿部寛は、「本当に嬉しいです。古代ローマ人役ということで、自分でも不安に思っていたんですが、多くの方に愛される作品になったということが本当に嬉しいです」と喜びをあらわにしている。また、このテルマエ旋風の立役者でもある阿部寛へは、銭湯の普及にまさに体を張って貢献したということで、撮影でも使用した稲荷湯から、50億円に掛けて、50年間無料入場券がプレゼントされることになった。稲荷湯はルシウスがローマの浴場から初めて現代日本にタイムスリップし、平たい顔族と対面した銭湯だ。これについて阿部は、「50年間ですか。私が97歳までですね。来ます! 通います!! 50年間も通えるかなあと思いましたけど、できれば3年延ばしてもらって、100歳まで来たいと思います! この銭湯は日本での撮影初日に使わせていただいた場所で、平たい顔族のおじいさんたちが湯船に入っているのを見て、いよいよ日本で撮影が始まるんだなと思った思い出深い場所です」と感無量で語った。

ローマ郊外にある映画撮影所チネチッタで大規模ロケが行われた本作は、4月にウーディネで開催されたファー・イースト映画祭でワールドプレミアが行われ、大絶賛を受けたこともあり、5月13日の大ヒット舞台挨拶時にイタリア公開決定が報告されたが、それに加えて全世界20ヶ国以上からオファーが殺到している。既に公開が決定しているのはイタリア、モナコ、バチカン市国、マルタ共和国、台湾、香港、マカオの7ヶ国で、それ以外のアメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、ロシア、シンガポール、インドネシア、タイ、韓国、中国などからも公開オファーや、もしくは既に交渉中だったりするという。「外国の方たちに受け入れられるということを予想もしていなかったので、本当にびっくりしています。ハリウッドでこの映画が上映されることになったら予想外だし、まさか、まさかの連続で本当に嬉しいです。世界各国で上映されることを望んでいます!」と、阿部寛もワールドワイドの広がりを大いに期待している。

公開6週目も動員ランキング3位の好位置をキープしている本作『テルマエ・ロマエ』。その勢いはまさに本物、まだまだ『テルマエ・ロマエ』旋風は続きそうだ。【Movie Walker】

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