東京スカイツリーの秘密、ハトが教えます!
5月22日に開業し、連日たくさんの観光客で賑わっている東京の新名所・東京スカイツリー。634mという自立式電波塔として世界一の高さを誇り、開業前から日本中の注目を集めていたスカイツリー。「そもそもこんな高いタワーがどうやって建っているの?」「風が舞う上空でどうやって工事したの?」といった素朴な疑問に答えてくれるドキュメンタリー映画『劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ』が7月28日(土)に劇場公開される。
本作は、東京スカイツリーが目標の634mに到達した2011年3月20日、タワーの頂上部に一羽のハトが止まっていたという出来事に着想を得て、ハトの目線で見た工事の一部始終と開業後の映像と、2羽のハトの語りで構成されている。3年8ヶ月にも及ぶ工事記録映像の貴重さもさることながら、ハト目線で綴られているナレーションもかなりユニークだ。ジョンピーとクルックーの2羽が、東京スカイツリーの全てをわかりやすく解説してくれている。
実は、このジョンピーとクルックーの掛け合いやエピソードが面白く、真面目な解説の合間に軽いボケとツッコミが挟まれるほか、現場作業員が食べている“愛妻カレー”を見て羨ましがる人間臭い一面を見せ、さらにスカイツリーが完成に近づくにつれて2羽の距離も近づいたりと、ハトたちのドラマも見逃せない仕上がりになっている。ちなみにハトたちの声を吹き込んでいるのは、人気声優である「マクロスF」の神谷浩史と、「けいおん!」の日笠陽子。クルックー役の神谷が「早口鳩コンクールで世界一になるのが夢」と、唐突に早口言葉を披露する場面もあり、声優ファンにとっては本編以外の楽しみ方もできるかもしれない!
技術大国日本の粋を結集して完成した東京スカイツリー。空撮を駆使した、ハトの視線から見る東京スカイツリーの全貌をその目に焼き付けてほしい。【トライワークス】