ハワイ王朝最後のプリンセスを演じたエキゾチック美女って?
南国のリゾート地として人気のハワイ。そのハワイをかつて治めていたハワイ王朝最後の王女として国民から愛され、国と国民を守るために戦い続けた王女カイウラニ。彼女の波乱に満ちた短い生涯と秘められた恋を描く『プリンセス・カイウラニ』が7月7日(土)より公開されている。
早くから王家の次世代後継者と目されていたプリンセス・カイウラニは、14歳でイギリスに留学。ヨーロッパの教養も身につけた彼女は、若く美しい容貌も含めて国民的人気も高かった王女だ。ハワイで起きたクーデターの不当性をアメリカ大統領に訴えたりと、国と国民のために戦った彼女が8年ぶりに帰国した時には、当時禁止されていたハワイ国家を歌うことも許されたというほど、彼女は人々から愛されていた。しかし、23歳という若さで死去してしまう。
その悲劇の王女カイウラニを演じるのは、14歳の時に『ニュー・ワールド』(05)のヒロイン、ポカホンタス役に抜擢され、世界中の注目を集めたエキゾチック美女クオリアンカ・キルヒャー。自身も幼少の頃、ハワイで育ち、フラダンスなどハワイの文化にも造詣が深く、そのシャープな顔立ちはどことなく王女カイウラニを彷彿とさせる。まさにこの役は彼女のはまり役と言えそうだ。
チャリティ活動も活発に行っているクオリアンカは、『ニュー・ワールド』以降、ほとんど映画出演作がなかったが、クリストファー・ウォーケンと共演するクライムアクション『The Power of Few』(全米2012年内公開予定)など、ドラマ作品だけでなく、アクションやサスペンスなどの娯楽作にも多数出演が決まっている。これからスクリーンで見ることが多くなりそうな彼女の活躍に期待したい。【トライワークス】
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