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『テルマエ・ロマエ』トロント国際映画祭のガラプレミア上映作品に決定

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『テルマエ・ロマエ』トロント国際映画祭のガラプレミア上映作品に決定

古代ローマの浴場と現代日本の風呂をテーマにした、ヤマザキマリの同名コミックを映画化した『テルマエ・ロマエ』(公開中)。本作が9月6日(木)から9月16日(日)まで開催されるアメリカ最大の映画祭、トロント国際映画祭で上映されることがわかった。映画祭開催の最初の週末9月8日(土)昼間、映画祭メイン枠のガラプレミア(17作品エントリー)での上映となる。本作で古代ローマの浴場設計技師ルシウスを演じた阿部寛、ヒロインを演じた上戸彩のレッドカーペット登壇が決まっているという。

その後のアカデミー賞でオスカーレースを占う権威ある映画祭のトロント国際映画祭。同映画祭の評価を得て、その後、アカデミー賞でオスカーを受賞した作品には『スラムドッグ$ミリオネア』(09)、『英国王のスピーチ』(11)など7作品がある。同映画祭では、ピープルズ・チョイス・アウォード(観客賞)が最高賞となり、過去にピープルズ・チョイス・アウォードを受賞した日本映画は、北野武監督の『座頭市』(03)のみだ。

イタリア、ウーディネで開催された第14回ファー・イースト映画祭での評判、日本公開の成功、カンヌマーケットでの口コミを聞きつけたトロント国際映画祭サイドから「是非見たい」との打診があり、映画を見た選考委員が正式招待を即決したという。今回の決定について、阿部寛は「『テルマエ・ロマエ』が日本だけでなく、舞台になったイタリアをはじめ世界中から上映オファーがあると聞いて嬉しく思っていました。そしてこの度、トロント国際映画祭のガラプレミア作品に選ばれたと知り、誇らしく思うと共に夢のような気持ちです」と喜びを語り、「この映画はどこまで育っていくのか日々驚いています」と、本作への世界的な評価に目を丸くしていた。上戸彩も「『テルマエ・ロマエ』が北米最大の国際映画祭に招待され、驚きと共に光栄な気持ちでいっぱいです」と喜びのコメントを寄せ、「この映画が世界中で話題になることで、日本がより元気になることを願っています。そのために、阿部さんと一緒にプレミア上映でこの映画を世界に向けてアピールしてきます」と意気込んでいる。

本作は4月28日の公開から80日目で興行収入58億円、原作コミック発行部数も800万部を突破し、今も尚、ロングラン上映中だ。【Movie Walker】

※当初は「オープニング上映」と記載していましたが、配給側の訂正により、正しくは「オープニングウィークエンドでのガラプレミア上映」となります

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