声優にチャレンジした志村けんが「次に初挑戦してみたいことは子作り!」と宣言

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声優にチャレンジした志村けんが「次に初挑戦してみたいことは子作り!」と宣言

アメリカの人気絵本作家ドクター・スースの原作を映画化した3Dアニメ『ロラックスおじさんの秘密の種』の初日舞台挨拶が10月6日、TOHOシネマズ有楽座で開催され、日本語吹替版の声優を務めた志村けん、トータス松本、能年玲奈、宮野真守、山寺宏一、LiLiCoが登壇。芸歴40年の中で初めて映画の舞台挨拶に立った志村は、「初めてでちょっとあがっています(笑)。ステージもお笑いをやるのは良いけど、今日は何をしたら良いかわからない。立っていれば良いんですかね?」と話し、会場の笑いを誘った。

木が一本も生えないほど環境が悪化してしまった世界を舞台に、一粒の木の種を探し求める少年テッドと、不思議な森の住人ロラックスおじさんが繰り広げる大冒険をカラフルな映像で描く本作。志村にとって、ハリウッド作品の吹替は初挑戦となる。MCで本作の声優も務めているLiLiCoから「今後、初挑戦してみたいことは?」と聞かれると、「62歳ですからねえ。子作りですかね!予定は今のところありません」と笑顔で答え、歓声を浴びた。人気声優の宮野はそんな志村を見て、「子供の頃から憧れていた志村さんと初めてお目にかかれて嬉しかった。大好きです!」と告白。ベテラン声優の山寺も「笑いの神様に僕が何かを言うわけにもいかないんですが。ハリウッドが志村さんを想定して作ったかと思うくらい。志村さんのためにある役だった!」と絶賛して、会場も拍手でこれに同意した。

可憐なボイスでヒロインを好演したのが能年。志村と同じく声優初挑戦となる。「初めてだったのですごく緊張して。ガチガチになったまま今日も来てしまいました。でも、楽しかったです」と初々しい表情で語り、登壇者や会場を魅了した。

さらに苦労したことを聞かれると、トータスは「歌も歌って、すごく楽しかった。でも口を合わせるのが難しくて!」、志村は「老眼と近眼なもんで、モニターを見る時と台本を見る時でメガネをつけたり、外したりが大変だった」と述べた。これに山寺が「声優は遠近両用メガネが良いんですよ」とアドバイス。志村も「次はそうする!」と意気込みを見せていた。

最後に志村は「おじいちゃん、おばあちゃん、子供たちまで、家族みんなで楽しめる作品」とアピールし、笑顔にあふれた舞台挨拶を締めくくった。森でのウォーターライドに実際に乗ったような体験ができるシーンや、町でのバイクでのチェイスシーンなど、最新の3D技術を駆使した映像も見どころの『ロラックスおじさんの秘密の種』。是非、劇場で迫力の映像を楽しんで!【取材・文/成田おり枝】

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