クエンティン・タランティーノ監督が引退をほのめかす

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クエンティン・タランティーノ監督が引退をほのめかす

クエンティン・タランティーノ監督が、プレイボーイ誌のインタビューで引退をほのめかす発言をしており、その理由は年老いた映画監督にはなりたくないからだという。

「歳を取った映画監督にはなりたくない。ある時期で終わりにしたい。映画監督は歳を取るほど良くなるものではないからね。普通、映画監督の最悪の作品は、フィルモグラフィーの最後の4本だ。僕にとっては、自分のフィルモグラフィーが全てだからね。良い作品が3本あっても、1本の駄作で台無しになってしまう。だが、僕が10本の作品で打ち止めにすれば、芸術家としてはまあまあだろう」と答えている。

現在まで、同監督は『パルプ・フィクション』(94)や『キル・ビル』シリーズなどを含む8本の長編映画を監督しており、最近、『イングロリアス・バスターズ』(09)と『ジャンゴ 繋がれざる者』(2013年3月1日公開)は三部作のうちの2本であることをほのめかす発言をしたばかりだ。

「『イングロリアス・バスターズ』と『ジャンゴ 繋がれざる者』はトリロジーになるのかな、と思ったりする。全然違う作品だけど、姉妹編みたいな感じがある。3本目があるかもしれない。どんな作品になるのかはまだ全然わからないけど」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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