中谷美紀、堺雅人に人生初のバレンタインチョコ贈呈!?
堺雅人主演『ひまわりと子犬の7日間』(3月16日公開)の公開記者会見が、2月6日に銀座のフェニックスホールで開催。堺雅人、中谷美紀、でんでん、若林正恭、吉行和子、子役の近藤里沙と藤本哉汰、平松恵美子監督が登壇。堺は「宮崎県出身の自分にとっては、家宝のような作品となりました」と、本作への手応えを口にした。
2007年、宮崎県の保健所で起こった犬と人間の奇跡の実話を映像化した本作。共演した犬と心が通じ合ったか?という質問について、堺は「通じ合ったかどうかは判断できないです。犬もお仕事でギャラをもらっているわけですから(苦笑)」とジョーク交じりに答えると、中谷が笑いながら堺を突っつく。続けて、堺は「ギリギリのところで相手を信じられるかどうかですね。そこが監督も仰る愛情の連鎖かなと」と語った。
中谷は、宮崎弁に苦労したようだ。「一生懸命練習しましたが、方言の先生よりも監督よりも、一番厳しかったのは堺先生で(笑)。でんでんさんとおびえていました。どこからともなくやってきて、『違います。もう1回!』と。でも、そのご指導があったから、ナチュラルな宮崎弁を話せました」。でんでんも「堺さん、厳しかったよね。少しは良くなったでしょうか?」と尋ねると、堺は満面の笑みを浮かべ「いや、500点満点でした!宮崎弁がこんなに素晴らしいとは」とフォローしていた。
映画初出演の若林は、もともと犬が苦手だったようで「ワンちゃんは柴犬のみ触れるようになりました。チワワは無理でした」と告白。相方の春日について、「『友情出演はないのか?』と聞かれて。『全くない』と言いました」と語り、会場は爆笑となった。
また、一般から招待した親子と、現在幸せに暮らしている保護犬たちも会見に参加。バレンタインデー間近ということで、キャストからチョコのプレゼントが手渡され、また中谷ら女性キャストから男性キャストへもチョコがプレゼントされた。堺に渡した中谷は「初めてかもしれない」と、男性にチョコを渡すのが初だと告白し、会場からは静かなどよめきが起こった。
『ひまわりと子犬の7日間』のメガホンを取ったのは、山田洋次監督作の共同脚本・助監督を務めてきた平松恵美子監督。犬と人間の交流を軸に、シビアな現状を入れ込みながらも、家族愛というテーマが丁寧に織り込まれた感動作に仕上がった。是非、ハンカチ必携で臨みたい。【取材・文/山崎伸子】