動物の殺処分というシリアスなテーマに57%が「考えさせられた」と回答

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動物の殺処分というシリアスなテーマに57%が「考えさせられた」と回答

平松恵美子監督が堺雅人×中谷美紀共演で、宮崎県の保健所で起こった犬と人間の実話を映画化した『ひまわりと子犬の7日間』(3月16日公開)。本作の公開に先駆け、女性を対象に行われた試写会上映後のアンケート調査からは、97%が「泣いた」、57%が「考えさせられた」と回答。動物の殺処分というシリアスなテーマを扱った本作が、命について考えるきっかけになっていることがうかがえる。

本作で、もっとも印象に残った登場人物には、75%が堺演じる主人公の神崎彰司をあげ、「役柄によって違う人間と感じるくらい、自然とその役になっている」(39歳)、「方言が良かった」(27歳)、「仕事とはいえ割り切れない人情が表現されていた」(42歳)など、堺の演技に好評価の声が集まった。また、本作で映画初出演を果たしたオードリーの若林正恭に「映画の良いスパイスになっていた」(42歳)、「存在自体がよかった」(39歳)などと、好評だったもよう。ひまわりを演じ、共演者からも絶賛の声があがっていた犬のイチにも、「犬の表情で泣けました」(48歳)、「母犬の表情と、回想シーンがとても良かった」(44歳)など、観客の心をつかんだようだ。

87%が「本作を人にすすめたい」と回答し、その理由として、「ペットを飼うこと、動物の命について、特に子供たちに考えてもらいたい」(36歳)、「厳しいけれど、家族のあり方を考えさせられる」(38歳)、「犬や動物が苦手な人は、映画を観たら世界観が変わるはず」(39歳)、「興味が無いという人にこそすすめたい」(32歳)などという意見が寄せられた。是非とも本作を、人間と動物の在り方を考える機会にしてほしい。【Movie Walker】

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