岡田准一&榮倉奈々『図書館戦争』の現場では常に教官と部下!

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岡田准一&榮倉奈々『図書館戦争』の現場では常に教官と部下!

有川浩の人気小説の映画化『図書館戦争』(4月27公開)の完成会見が、3月19日にグランドハイアット東京で開催。岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇。岡田が「この作品はいろんな要素が入った、新しいエンターテインメントです」と、本作を力強くアピールすると、ヒロインを演じた榮倉も「トレーニングシーンはすごく過酷でしたが、できあがったものを見たら、すごく格好良く映っていました」と手応えを口にした。

『図書館戦争』は、武力による検閲から本を守る防衛組織、図書隊の活躍を描くアクション大作。図書隊に入隊し、過酷な訓練に挑むヒロイン、笠原郁役を榮倉奈々、彼女の担当教官・堂上篤役を岡田准一が演じる。岡田は「すごく人気のある作品の実写化なので、プレッシャーを感じながら現場に臨みました」と言いながら、『COSMIC RESCUE』(03)以来10年ぶりに組む佐藤監督について「また、ご一緒できるってことで、10年前と違う成長した自分を見せられれば良いなと思い、現場に臨みました。ツンデレラブですが、愛もあり、いろんな要素が盛り込まれた作品です」と語った。

岡田と榮倉は本作で初共演を果たした。岡田は榮倉について「毎回『昨日、フレンチ食べてきました』とかいう報告だけ受ける。本当に教官と部下でした。すごく真っ直ぐで純粋で自然体な方だなと」と語った。榮倉も岡田について「現場でも教官というオーラがすごくて。一緒にいるのに何も言わないと変だなと思って、昨日食べたものを報告したんですが……」と苦笑いしながら、「本当に堂上教官の厳しさやストイックさは岡田さんからも感じました」と感想を述べた。

図書隊のチームワークもバッチリのようで、田中は「いちばん笑ったのは、みんなでフットサルに言って、そこで出てくる珍プレイ好プレイ。岡田くんとは、まるで長友と香川のような気持ちが味わえました」と語ると、岡田もうなずく。また、キャストのなかで最年少19歳の福士は「負けないぞ。若さ!」とおちゃめにアピールすると、岡田は「可愛い。本当に可愛い。撮影中はずっと立ってて。将来は高倉健さんです(笑)」と、おおらかな笑顔を見せた。

最後に、劇中で堂上が郁の頭をなでるシーンにちなみ、榮倉の頭を男性陣がなでて、どの“なで”が今日の榮倉の王子様になるか?というナデナデ選手権!?をすることに。榮倉は照れながらも選んだのは「すごい不慣れな感じがする」と言った佐藤監督のナデだった。それがわかると榮倉は「アハハ!不慣れって言っちゃった」と大慌て。本作のキャスト、スタッフの仲の良さが終始、伝わってくる会見だった。【取材・文/山崎伸子】

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