第66回カンヌ国際映画祭のベストドレッサー賞は?
現地時間5月15日から開催されていた第66回カンヌ国際映画祭の授賞式が5月26日に行われ、福山雅治主演の是枝裕和監督作『そして父になる』(10月5日公開)が審査員賞を受賞。多くの秀作が並ぶ同映画祭で日本人監督の受賞は、実に1987年の三國連太郎監督『親鸞 白い道』以来、26年ぶりという快挙を成し遂げるという嬉しいニュースが飛び込んだ。
そんななか、やはり2013年も大いに注目を集めたのは、レッドカーペットを歩いたセレブのファッションだ。10日間にわたる開催期間のファッションについて、デイリー・メール紙などが選んだベストドレッサー賞をまとめてみた。
栄えあるベストドレッサー賞に選ばれたのは、若手セレブのトレンドファッションとして注目を集めた超シンプルなモノクロームのドレスを着ていた、トップスが白、ボトムが黒いシャネルのドレスを着たエマ・ワトソンと、トップスが黒、ボトムが白のディオールのドレスを着ていたジェニファー・ローレンスだった。
きらびやかなスパンコールをあしらったファッションでは、パープルのジバンシィのドレスを着たジェシカ・チャステイン、ミッドナイトブルーのアルマーニのドレスを着たクリスティン・スコット・トーマス、メタリックなロベルト・カヴァリのドレスを着たアレッサンドラ・アンブロジオが、そしてレース使いのファッションでは、黒レースをあしらったバーバリーのドレスのカーラ・デレヴィーニュ、ズハイル・ムラドのワインレッドのドレスのシェリル・コール、ブルーグレーのレースのヴァレンチノのドレスを着たゾーイ・サルダナが選ばれている。
白黒ファッションに加えて、2013年は超シンプルなホワイトのファッションも健闘した。背中の大きく開いたロベルト・カヴァリのドレスを着たシャロン・ストーンや、同じくロベルト・カヴァリのドレスを着たカイリー・ミノーグ、ディオールのドレスを着たエヴァ・ハーツィゴヴァが選ばれている他、オスカーデラレンタの赤いエレガントなドレスを着たアイラ・フィッシャー、ペールピンクの超シンプルなドレスを着たキャリー・マリガンのファッションも高い評価を受けた。
ファッションアイコンのニコール・キッドマンはペールグレーのレースのヴァレンチノのドレス、フリーダ・ピントのメタリックなサンチータのドレス、リヴ・タイラーの黒字に花柄のポップなタンヤ・テイラーの膝丈ドレスや、マリオン・コティヤールの白にイエローとブルーのストライプが入ったディオールのドレスなど、個性的なものも評判だった。
また、クロージングでシルバーサテンのアトリエ・ヴェルサーチのカスタムメイドドレスを着たユマ・サーマンの美しさは圧巻で、「最後に、最高のファッションでカンヌ映画祭を締めくくった」と讃えられている。【NY在住/JUNKO】