名優エド・ハリスが女性の誘い方を指南!?最新作は「最もリアルな潜水艦映画の一つ」
米ソ冷戦時代の実話を基にした骨太な戦争アクション映画『ファントム 開戦前夜』(10月12日公開)。潜水艦内で繰り広げられる世界滅亡を賭けた戦いを、ハリウッドの名優たちが熱演している。その中の1人で、『アポロ13』(95)など数々のヒット作に出演し、本作では潜水艦の艦長・デミを演じたエド・ハリスが作品への思いを語ってくれた。
本作の舞台は、謎の兵器“ファントム”の性能を確かめるべく極秘航海に出たソビエト海軍の潜水艦B-67。本物の潜水艦で撮影を敢行した本作のリアリティは、米軍事関係者の間で話題となっている。エドも「この映画は最もリアルな潜水艦映画の一つだと思うよ。実際の潜水艦の中で撮影しているからね」と作品の出来に大満足。
本作以外では『U・ボート』(97)が好きだというエド。潜水艦映画というジャンルの素晴らしさについて「俳優たちが逃げられない環境の中で、物語が進められているから魅力的だと感じてもらえるのだと思う。テンションは上がり、物語の緊急性が高められるからね」と分析してくれた。
熟練の俳優たちをまとめ上げ、本作を緊張感漂うスペクタクルに仕上げたのは、『ロンリーハート』(06)で知られるトッド・ロビンソン監督。エドも、「危険な世界を進もうとする我々に、あらゆる角度から真剣に考え、熟考することを問う、力を持った歴史的な物語であると感じたんだ。緊迫感があり、ドラマチックにするためにトッド・ロビンソン監督は素晴らしい仕事をしたと思う」と監督の手腕を高く評価している。
東西冷戦時代を知らない世代も増えてきている昨今。エドは「ぜひみんなに観てもらいたいと思うよ。この映画が若者たちに冷戦についてもっと学びたいと拍車をかけるものになってくれれば」と望む。彼が言うには、本作は女性との鑑賞にもオススメとのことで、「女性の皆さんには、デミが彼の身に過去に起こった悲劇的な事件を語るシーンを是ぜひてほしい。男性諸君!誘い文句は『ハニー、素晴らしい映画を観に行こう』(Come on, Honey, let's go see a great film)でよろしく」と、日本の男性客へメッセージを贈り、インタビューを締めくくった。【Movie Walker】