「彼って変態ですよね」堀江貴文が経営者目線で語る『スティーブ・ジョブズ』論とは?

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「彼って変態ですよね」堀江貴文が経営者目線で語る『スティーブ・ジョブズ』論とは?

アップルの創業者で、2011年に56歳の若さで亡くなったスティーブ・ジョブズ。そんな彼の生涯を実写化したのが、現在公開中の映画『スティーブ・ジョブズ』だ。同作の公開を記念し、日本における“IT革命の先駆者”である堀江貴文を迎え、11月5日にニコニコ生放送で行われた緊急特別番組「堀江貴文とスティーブ・ジョブズ」が放送。その放送を機に、同作を見た彼に何を感じたのかを聞いた。

世界中でベストセラーとなったウォルター・アイザックリンによる「スティーブ・ジョブズ」を読んでいたという堀江は、「自分でイメージしていた通りに映像化されていたのがうれしかったですね」とコメント。劇中でジョブズは自分と意見が合わない社員を即座に解雇するほどの冷酷非情ぶりを見せるが、経営者としては同意見なのだとか。「当然じゃないですか。あれぐらいじゃないとダメですよ。でも、マッキントッシュを送り出した後に追い出され、復帰してまた、iPhoneを作り出す。そんな2回も革命的なことをできるなんて変態ですよね(笑)」

一方で、そんな彼からは学ぶ部分が多いとも。「自分がいいと思ったものを作らなきゃダメですね。押し通すしかないんです。人の意見は聞かないほうがいいんじゃないかってぐらいに思います。ただ、ジョブズに対するスティーブ・ウォズニアックのような存在もいないとダメなのかな…」と発言。天才一人だけでは何もできないのではないか、と同じ経営者としての意見も聞かせてくれた。

堀江自身、IT業界に残したものやその存在感も大きく、後にその生涯が映画化…なんて話もいずれありそうだが、実は先日行われた、ベンチャー企業主催のトークショーに出演した際には、著作「拝金」の映画化が決定。「今回の作品は自分の半生とは違いますが、関係するような作品なんです。せっかく映画化してもらえるなら、普通じゃ面白くない。最近、『モテキ』を見たのですが、同作の大根仁監督のように斬新な手法で撮っていただける監督がいいですね」と、自作への期待を語り締めくくった。【取材・文/トライワークス】

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