ジェ二ファー・ローレンスがダイエットをしなかったのは若い女子のため!
『世界にひとつのプレイブック』(12)で22歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、歯に衣着せぬ物言いと健康美がハリウッドに新しい風を起こしているジェニファー・ローレンス。彼女はあえてダイエットをして痩せないようにしているそうだが、特に『ハンガー・ゲーム』(12)では、製作サイドに逆らって痩せることを拒んだ経緯があるという。
続編『ハンガー・ゲーム2』(全米11月22日、日本12月27日公開)でもカットニス・エヴァディーンを演じているジェニファーは、「『ハンガー・ゲーム』でカットニスを演じるにあたって最初に色んな論議をしたの。彼女はDistrict12から来たから栄養失調状態のはずで、激痩せしていなくてはいけないって言われたわ。それはその通りなんだけど、『私たちはカットニスのイメージをコントロールできるはずよ』って言ったの。だって絶対に真似できないほど痩せた女性を見てもリアリティがないもの。カットニスは若い女の子たちのヒーローになるのだから、強くてヘルシーに見える方がいいと思ったの。だから痩せたくないって言ったのよ」と英BBCのインタビューで答えたとピープル誌が伝えている。
ジェニファーの意図は正しかったようで、『ハンガー・ゲーム』は空前の大ヒット。オスカー受賞もあってジェニファーの威風堂々とした物言いは時にそう快感を与える一方で、一部からひんしゅくを買う事態も招いているようだ。
若いポップスターなどが過度な露出でセックスを売り物にしている現状については嫌気がさすと否定的だったものの、マイリー・サイラスに話が及ぶと、「人それぞれだから」と個人攻撃は避けたジェニファー。
しかし、体型やファッションに執着を見せる若い女性について話が及ぶと、「食べたいものも食べないで指をくわえて見ているだけなんて馬鹿げているし、そんな人間が他人を幸せにできるのかしら。私はキャンディだって食べるわよ」「でも、ファッション・ポリスで、太っているとかダサいとかおもしろおかしくコメントされると、それがそのままみんなの価値観になってしまうから好きじゃないわ」と、ハリウッドの痩せ志向やファッション・ポリスが一般人に及ぼす影響をバッサリ。するとすかさず、E!テレビの「ファッション・ポリス」の番組でアカデミー賞などのファッション批評をしているコメディアンのジョアン・リバースは、「賞の時は褒められて嬉しそうにしていたくせに傲慢だわ」と怒りのツイート。これまでジョアンらは常にジェニファーのファッションを褒め称え、ベストドレッサー賞に選んできたため、その恨みもあったようで、今年も『アメリカン・ハッスル』(全米12月25日、日本2014年1月31日公開)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる可能性が高いジェニファーが、ワーストドレッサーに陥落する可能性もあるかもしれない。【NY在住/JUNKO】