レオの新作はFワードだらけ!史上最多回数を記録
レオナルド・ディカプリオが主演しているマーティン・スコセッシ監督の新作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(1月31日日本公開)が、ハリウッド史上もっとも多く「Fワード」を発している映画になったそうで、約180分の上映時間内に、実に506回も「ファック」と言っていると英紙テレグラフが伝えている。
これまで最多Fワード記録を保持していたのは、スパイク・リー監督の『サマー・オブ・サム』(99)で、同作中で発される「ファック」の回数は435回だったという。以前からスコセッシ監督の作品にはFワードが多用されることで有名で、『カジノ』(95)では422回、『グッドフェローズ』(90)では300回「ファック」が使われているという。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、90年代に証券詐欺で刑務所に送られた実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録(「ウォール街狂乱日記―『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」)に基づいた映画だが、米国人の富と地位への執着を強調し、強欲で変質的な行動を美化しているとの声も上がっており、なにかと物議を醸している。しかし、レオはオスカーへの意欲を感じさせる発言をしており、「もちろん、オスカーを獲ることには大きな意味がある。誰だって、同業者たちから仕事を認められたいと思っている。それは疑う余地はないさ」とThe Hollywood Reporterに話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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