スタローン、シュワ、デ・ニーロ…2014年は“大物スター共演”祭り!?
シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・デ・ニーロなど、70歳前後にして現役バリバリで活躍するハリウッドスターたち。2014年は、出演するだけでその映画に特別な意味をもたらしてしまう彼ら熟練大物俳優たちの共演作が目白押し。80~90年代アクションスターの本格リベンジの予感だ。
その皮切りとなるのが、スタローンとシュワルツェネッガーが待望のダブル主演を果たしている『大脱出』(公開中)だ。難攻不落のハイテク要塞を舞台に、脱獄のプロを演じるスタローンと囚人たちのボスに扮するシュワルツェネッガーが、肉体だけでなく頭脳も駆使した脱出劇を繰り広げる。かつてはライバル関係にあり、共演はタブー視されていた2人がガチの殴り合いまで魅せてくれる、アクション好きには垂涎ものの一作だ。
『キリングゲーム』(公開中)では、デ・ニーロVSジョン・トラボルタのサバイバル対決が実現。旧ユーゴスラビアのボスニア紛争で争った元兵士2人が、人里離れた大自然で弓矢とナイフだけの壮絶な一騎打ちを展開する。大物俳優による異色の初共演に加え、年齢を逆手に取ったスリリングな演出も見どころ。お互い老体に鞭を打って挑む無慈悲な報復と拷問の激痛シーンは一見の価値あり。
ほかにも、『マチェーテ・キルズ』(3月1日公開)でダニー・トレホ、アントニオ・バンデラスらの共演、マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ出演の『ラスト・ベガス(原題)』(5月公開)、8月に米公開が予定されている『エクスペンダブルズ3(原題)』ではメル・ギブソン、ハリソン・フォードの参戦など、“豪華共演”に相応しいタイトルが続々とラインナップしている。極めつけは、『レイジング・ブル』(80)と『ロッキー』シリーズでそれぞれ映画史に残るボクサー役を演じているデ・ニーロとスタローンのボクシング映画『リベンジ・マッチ』(4月4日公開)。熟練大物俳優たちの復活や初タッグはまだまだ続きそうだ。【トライワークス】