20歳の福士蒼汰、『名探偵コナン』で32歳の役に挑戦。役作りの秘訣はお酒!?

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20歳の福士蒼汰、『名探偵コナン』で32歳の役に挑戦。役作りの秘訣はお酒!?

原作連載20周年記念作にして、劇場版第18弾となる『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』(4月19日公開)。ゲスト声優には、俳優の福士蒼汰とタレントのパトリック・ハーランが抜擢され、3月17日に都内で行われた公開アフレコに出席。“名探偵コナンと同じ年”の20歳である福士が、「僕も20歳なので、コナンくんとつながりを感じて是非やってみたいと思った」と意気込みを語ってくれた。

大人気アニメの劇場版、待望の最新作となる本作。高さ635mの高層タワーの展望台で起きた、ありえない距離からの狙撃事件の謎にコナンが挑む。福士は、元米軍特殊部隊の隊員で、スナイパーと関係があるケビン・ヨシノ役、パトリックがジャック・ウォルツ役を演じる。福士は「誰もが知っている作品で重要な役をいただけた。嬉しい限り」、パトリックも「『寅さん』や『釣りバカ日誌』みたいに、老若男女に愛されているシリーズ。これで、『日本で成功したな』と調子に乗っていきたい」と、国民的人気を誇るコナンとの共演に感激しきりだ。

長編アニメでの声優初挑戦となった福士だが、「声優の仕事はいつかやってみたかった」と待望のオファーだったそう。劇中で演じるケビン役は32歳とのこと。福士は「僕の声は低いんですが、低くてさらに渋い声を出すのが難しかった」と実年齢より上の声を演じる苦労を告白。パトリックが「福士くんは透き通るような声だから、『なんでもっと僕の声はガラガラじゃないんだ!』って困っていました。『もっと飲まなきゃ』とか言ってたよね」と明かすと、福士も照れ笑いをのぞかせていた。

また、元米軍特殊部隊の隊員とあって、今回、膨大な量の英語でのセリフに挑戦した福士。アフレコでは、パトリックと見事な英語での掛け合いを見せてくれたが、「渡航歴0年で、海外に住んだこともないので、発音が心配だった。パトリックさんに、細かいニュアンスなどを指導してもらった」とパトリックに信頼感。パトリックは、「最初からうまいんですよ!学習能力が高くて、頭が柔らかい!」と福士の英語に、強い太鼓判を押していた。

「これから、声優の仕事も英語にも、もっとチャレンジしていきたい」と新たな挑戦を経て、今後への意欲を高めた福士。「海外での仕事も是非、やってみたい」と胸の内を明かすと、パトリックが「国内で海外の人と仕事をするのは物足りない?」と突っ込みを入れて2人で笑い合うなど、息もぴったり。笑顔にあふれたアフレコ会見となった。【取材・文/成田おり枝】

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