堂珍嘉邦、真実の愛について持論を展開!「なかなか貫くのが大変なもの」。『醒めながら見る夢』初日に高梨らキャストが登壇

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堂珍嘉邦、真実の愛について持論を展開!「なかなか貫くのが大変なもの」。『醒めながら見る夢』初日に高梨らキャストが登壇

ミュージシャンの堂珍嘉邦が映画初主演を果たした『醒めながら見る夢』の初日舞台挨拶が5月17日に新宿武蔵野館で開催され、堂珍をはじめ、高梨臨、石橋杏奈、村井良大が登壇。一部では離婚問題も報道されている堂珍だが、「真実の愛とは?」と聞かれると、「なかなか貫くのが大変なところもある」と意味深なコメント。「シンプルに、信じることかなと思っています」と持論を話していた。

辻仁成作・演出による同名舞台を、辻自身がメガホンをとり映画化した本作。京都を舞台に、人気演出家が恋人とその妹との関係に揺れながら、真実の愛を探し求めていく様を描く。この日は残念ながら欠席となった辻監督だが、会場にはパリの辻監督からメッセージが届けられた。撮影中は落雷や豪雨に見舞われるなど、過酷な状況の中で完成したという本作。メッセージでは、「映画というのは、奇跡を起こす芸術なんです。本作は、永遠に歴史に残る作品だと自負しております」と感無量の思いを明かしていた。

辻監督からのメッセージを聞いた堂珍は「来てくださいよ!」と語りかけて、会場も大爆笑。さらに堂珍は、「現場には、皆さんの映像に対する愛があった。みんなで作り上げている感じがした」と充実の撮影を振り返り、「素晴らしいスタッフさんたちがみなさん、辻さんのことを愛していて、愛がないと完成しない作品だった。愛に囲まれた現場だった」と、心に残る初主演作となった様子だった。

また、NHK朝の連続ドラマ『花子とアン』にも出演中の高梨が、堂珍演じる主人公を、穏やかに愛し続ける女性を演じている。高梨も、「皆さんが、辻さんのことを大好きで集まっていた。人とのつながりという愛でできた映画」と堂珍同様に、辻チームの結束を感じたという。

辻監督からのメッセージには、キャスト陣に対する評価の言葉も。堂珍には「目力がすごい」、高梨には「そのひたむきさに頭が下がった」、石橋には「びっくりするくらい飲み込みが早い」、村井には「村井君は演技のために生まれてきたような人間」と、それぞれが愛あふれる言葉をもらい、照れながらも感激の表情を見せていた。【取材・文/成田おり枝】

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