ジョニデ強し!ノーラン印の近未来SF『トランセンデンス』、鬼才・中島哲也監督作『渇き。』が好調スタート!

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ジョニデ強し!ノーラン印の近未来SF『トランセンデンス』、鬼才・中島哲也監督作『渇き。』が好調スタート!

6月の最終週となった先週末、話題の作品4本がランクイン。公開16週目に入ってもなお、興収2.7億円を稼ぎ出す『アナと雪の女王』の首位は依然キープされたままだが、その中でも映画界で“鬼才”と呼ばれる監督と、“名優”がコラボを組んだ洋邦の注目作がそれぞれ好調なスタートを見せている。

まず、3位に登場したのが『トランセンデンス』。『ダークナイト』(08)のクリストファー・ノーランが製作総指揮として携わった近未来SFで、ジョニー・デップ演じる天才科学者の頭脳をインストールしたコンピュータの進化を描いていく。全国535スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員8万5845人、興収1億1795万3700円をあげ、好調な滑り出しを見せた。ハリウッドを牽引するクリエーターと、人気スターとの知名度の高さが功を奏した形といえるだろう。

それに続いて、邦画界きっての鬼才監督、中島哲也が放つ新作『渇き。』が4位に初登場。全国303スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員8万3420人、興収1億1228万900円をあげ、ハイアベレージな数字をたたき出している。役所広司演じるろくでなしの父親が、失踪した娘を探すうち、彼女の裏の姿に翻弄していく姿を描いたサスペンス。中島監督の弾けた世界観や、魔性のヒロイン役に抜擢された新星・小松菜奈をはじめ、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョーらと豪華な面々が出演していることも、映画ファンの目を引いているのでは?

そのほかの初登場作品には、佐々木希が主演を務めるホラー『呪怨 終わりの始まり』が興収8575万8200円をあげ6位に、また、『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』が全国23スクリーンと小規模公開ながらも、トップ10にランクインを果たした。現在、『アナと雪の女王』が独走状態だが、今週末にはディズニー映画の最新作『マレフィセント』が公開に。アンジェリーナ・ジョリーが魅力的な悪役を扮しており、話題性も十分!同じディズニーとあって『アナ~』の独走を上回れるのか?今から注目が集まっている。【トライワークス】

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