D・ラドクリフ、新たなロマコメの帝王に?「ヒュー・グラントみたい」と新作が好評
ダニエル・ラドクリフ主演のロマコメ『What If(原題)』が英国で公開中だが、ロマコメ俳優としてのダニエルを絶賛する声が上がっており、「新たなヒュー・グラント」と書いている新聞もある。
ヒュー・グラントと言えばロマコメの帝王だったが、加齢とともにあまり映画に出なくなり、それと同時にUKのロマコメ自体が下火になってしまったという経緯があった。しかし、ハリー・ポッターを卒業したダニエルが意外なほどロマコメの主人公としてはまっているそうで、「若い頃のヒュー・グラントを見ているようだ」と英紙エクスプレスは書いている。
ダニエルは『What If』で、医学部をドロップアウトし、目的もなくさえない日常を送っているシャイな青年を演じている。あるパーティーで出会った女性が自分と同じユーモアのセンスを持っていることに気づき、彼女もパーティーが苦手だと知って意気投合する。彼女を知れば知るほど自分にとってパーフェクトな女性に思えるのだが、彼女にはすでに恋人がいる。しかもその恋人とも友人になってしまい、彼女とは純粋に親友として付き合っていくと決意。男女の友情は成立するのか、ということがテーマになっている。
英紙インディペンデントは「自分の気持ちを必死で押し隠そうとするダニエルの演技は愉快でチャーミング。ハリポタのラドクリフがケーリー・グラントの領域に進出した」と絶賛しており、相手役のゾーイ・カガンとも絶妙なコンビネーションだと書いている。ハリポタ後はホラーやサスペンスドラマなどに出演してきたダニエルだが、本格的なロマコメは本作が初めてになる。【UK在住/ブレイディみかこ】
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