男が憧れる男!確実に稼ぐスター、ロック様ことドウェイン・ジョンソンの主演作が、WWEファンも取り込み好調スタート
第27回東京国際映画祭が開幕し、大きな盛り上がりを見せている映画界。3週目に入った『近キョリ恋愛』が前週動員比90.7%と高稼働をキープしている中、3本の新作がランクイン。その中でも10月24日に公開された『ヘラクレス』が好調な滑り出しを見せている。
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを主人公に、壮絶な戦いや彼の知られざるエピソードを描く本作。全国653スクリーンで公開され、土日2日間で動員7万1817人、興収1億426万7900円を記録した。このヒットスタートとなった理由には、現在もWWEで活躍している“ロック様”こと、ドウェイン・ジョンソンが主演を張っていることが大きいだろう。劇中では、ドウェイン扮するヘラクレスが巨大な猪やライオンの魔物を次から次へと倒すなど、圧倒的な破壊力を披露。プロレスラーらしい本気のアクションが堪能できる。
劇場には、ドウェインの“肉食系アクション”を体感しようと年齢問わず、多くの男性が来場。12年ぶりに彼が緊急来日したこともあり、WWEファンや日本の熱いプロレスファンの取り込みに見事成功。米フォーブス誌の「最も稼いだ俳優ランキング2014」で第2位に輝いた男の実力を見せつけたと言えるだろう。今週末はファーストデイと休日が重なっているため、今後の数字の伸びにも期待がかかる。
そのほか、デンゼル・ワシントンが一瞬で悪を抹消する男を演じた『イコライザー』が3位に初登場。183スクリーンで公開され、土日2日間で動員6万748人、興収7792万8700円をあげている。さらに、向井理、片桐はいりが風変わりな姉弟に扮した『小野寺の弟・小野寺の姉』が、動員4万163人、興収5488万4400円を記録し、8位にランクインした。なお、今週末は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(11月1日公開)や『クローバー』(11月1日公開)と強者がズラリ。これらの作品を含め、ファーストデーでどれだけランキングが変動するのか、今から楽しみだ。【トライワークス】