カメラ男、『ソロモンの偽証』キャスト盗撮で逮捕!

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カメラ男、『ソロモンの偽証』キャスト盗撮で逮捕!

宮部みゆきの同名小説を2部作として映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』(3月7日公開)、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』(4月11日公開)の“前後篇イッキ魅上映イベント”が3月1日に新宿ピカデリーで開催され、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、成島出監督が登壇。ステージでは映画盗撮防止啓蒙キャンペーンのキャラクター・カメラ男が乱入し、パトランプ男とダンスパフォーマンスを披露した。

この日は、「映画館に行こう!」実行委員会とTwitter社が1年をかけて取り組むコラボ企画「映画ツイートデー」キャンペーンの初日とあって、カメラ男とパトランプ男がステージに参加。キャスト陣を盗撮しようとするカメラ男を、パトランプ男が華麗に逮捕した。

板垣は「興奮しています。たぶん、今までで一番見ている俳優さん。ずっと役に入られているのですごいと思います」とカメラ男とパトランプ男の役者魂に感心しきり。他メンバーもスクリーンでおなじみのキャラクターの登場に大はしゃぎだった。

本作は、転落死した同級生の死の謎を巡って、中学生たちが隠された真実を暴こうとする姿を描くサスペンス・ミステリー。約1万人の候補者からヒロインに選ばれ、劇中の役名での女優デビューを果たした藤野は、本作に出演したことで「すべてが変わった」と告白。「監督からは私生活も藤野涼子でいろと言われていた。まだ藤野涼子から抜けられず、藤野涼子みたいに生きています」と強い眼差しを見せ、「本作を経て、人間関係や勉強の大切さを改めて知りました」と演じた役柄から受けた刺激を明らかにした。

「E-girls」のメンバーとしても活躍中の石井は、富田演じる親友・松子との撮影シーンを振り返り、「松子との最後のシーンで、監督から『ここまで二人で頑張ってきたんだから、あとは二人の思いをぶつければいい』と言われたのが印象的」とコメント。「その言葉を受けて私たちも気合が入った。是非、注目してほしい」と笑顔でアピールした。

最後には成島監督が「前篇はショッキングなところもありますが、後篇は希望と救済につながっていく」と口火を切り、「中学生がこの映画を見て怖いと言うかもしれないが、それだけ人の死は、怖いし痛いし悲しい。人が死ぬのはゲームじゃない。その痛みを一緒に体験するから、後篇のカタルシスがあると信じて撮った」と力を込め、会場から大きな拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】

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