有村架純、ビリギャル本人のイベントにサプライズ登場
『映画 ビリギャル』(公開中)の原作本「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」のモデルとなったビリギャル本人・小林さやかによるトークイベントが、5月2日に紀伊國屋書店西武渋谷店で開催された。
イベントには、『映画 ビリギャル』に主演する有村架純がサプライズで登場。集まった観客から「ええ〜!?」と大きな驚きの声が上がった。有村は「突然、お邪魔しましてすみません」と挨拶。小林は「みんな、架純ちゃんが来ると思ってなかったでしょ!」とうれしそうな笑顔を見せていた。
本作の撮影には、方言指導という形で参加していた小林。「架純ちゃんは演技も素晴らしいし、耳が良いのか方言も一回言うとすぐにできる。主役を張れる方って、演技もバッチリで方言にも気が回せる。尊敬できる方」と有村の女優魂を絶賛すると、有村は「いやいやいや」と照れ笑いを浮かべていた。
会場には映画をすでに見たという人も多かったが、有村は「サクセスストーリーだけではなくて、自分が頑張ることで、誰かが陰で支えてくれているんだということを実感させてくれる映画」と映画をアピール。「私も自分が頑張ろうと思えるのは、家族や友達の顔を思い浮かべたとき」と本作に込められたメッセージと自身の思いとを重ねていた。
有村が去った会場では、小林が「架純ちゃんって間近で見れば見るほどかわいい。あんなに毛穴がない人は初めて見た」と有村のかわいさに惚れ惚れ。会場を笑顔で包み込み、和やかな雰囲気でトークショーがスタートした。
トークショーでは、恩師である塾講師・坪田信貴先生の教えを伝授するとともに、終盤にはビリギャルを育てた母・ああちゃんも参加。「お母さんへの感謝の気持ちが原動力となり、受験が頑張れた」と母に感謝の言葉を贈った小林。
「本や映画になるなんて考えてなかった」と素直な気持ちを明かし、「一生分の運を使い果たしてしまったような、素晴らしい出会いがここ1、2年であった。どんな人でも死ぬ気で頑張るという経験がある人は、絶対に負けないし深みが違う。この本、映画を見て『自分も頑張ってみよう』と感じてもらえれば」と心を込めた。父親・母親世代や、受験を控えた学生の姿も見受けられた会場からは、あたたかな拍手が沸き起こっていた。【取材・文/成田おり枝】