有村架純主演『ビリギャル』、口コミでヒットが加速!
GWと重なった5月2日・3日の映画ランキングでは、2週連続で『シンデレラ』が首位をキープ。土日2日間で興収5億1195万7900円をあげ、6日までの累計興収は早くも29億円を突破した。
短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の同時上映も集客につながっている『シンデレラ』興行だが、本作を含め、トップ3作品の順位は先週より変動なし。そんななかでも健闘を見せたのが、4位にランクインした『映画 ビリギャル』だ。全国285スクリーンで公開され、土日2日間で動員22万4845人、興収2億8511万3000円を記録した。
学年ビリだった女子高生が、たった1年で偏差値を40も上げ慶應大学に合格したという実話を綴った本作。ベストセラーとなった書籍を映画化しているため注目度は抜群だが、なんと言っても目を引くのが、主演を張る有村架純の存在感だ。
劇中ではミニスカートに金髪、ギャルメイクという出で立ちで登場する有村。彼女の従来のイメージとは違い、派手なファッションに身を包んだ有村の姿はインパクト大。そのギャップ見たさに劇場に足を運んだ人も多かったのでは。
また、ヒロインが大学合格を目指して懸命に突き進む物語も、幅広い層の共感を呼んでいる要因のひとつ。本作の公式サイトでは感涙度95.1%と掲載されているほか、本作の公式twitterでは「おもしろかった!」「泣けた」と、鑑賞者からの声が続々と寄せられている。有村のスタッフが公式twitterで「口コミのおかげで大ヒットです!」とつぶやいているように、鑑賞者からの声がこの好スタートのきっかけになったとも言えそうだ。
そのほか、ウィル・スミスが天才詐欺師を演じる『フォーカス』が9位に初登場し、土日2日間で動員5万9465人、興収8105万1800円をあげた。 また、『コードギアス 亡国のアキト 第3章 輝くもの天より堕つ』が、36というスクリーン数ながら、10位に滑り込んでいる。
今週末には人気コミックスを実写化した『脳内ポイズンベリー』(5月9日公開)など、話題作が公開に。順位の変動が起きるのか?来週の結果も楽しみに待ちたい。【トライワークス】