脚本を読んで3回泣いた?『リリーのすべて』製作秘話を解禁
『博士と彼女のセオリー』(14)でオスカーを獲得したエディ・レッドメインを主演に迎え、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描く『リリーのすべて』(3月18日公開)。Movie Walkerでは、本作のメガホンを取ったトム・フーパー監督の映像美と製作秘話に触れた特別映像を先行で公開!
フーパー監督と言えば、『英国王のスピーチ』(10)や『レ・ミゼラブル』(12)で、数々の映画祭を賑わせてきた賞レースおなじみの人物。今作でも、先月行われた第88回アカデミー賞授賞式で、レッドメインの妻役を演じたアリシア・ヴィキャンデルを助演女優賞に導き、大きな話題となっている。
今回の特別映像には、そんな監督の製作への思いや撮影風景、スタッフ&キャストのインタビューを収録。監督は絵画のような美しい映像を作った理由について「アイナー(レッドメイン)とゲルダ(ヴィキャンデル)は美を基準に世界を見ていた。アイナーは風景に魅かれ、ゲルダは女性の美しさをカンバスに表現した。だから私も映像美にこだわった」と、本作ならではの“美”を追求したと告白。
また、製作を担当したアン・ハリソンは監督が脚本を読んで3度も泣いたことを明かし、リリー役を演じたレッドメインは「トムはあらゆることに精通していて理にかなったやり方を撮影の際に求めた。でも演じる際の感覚も大切にしている」と、監督の撮影に対する姿勢を絶賛する。
「1920年代のこの物語には献身的な愛があり、その愛が人々の感動を呼ぶんだ」と語る監督の熱い魂が込められた本作。この特別映像で監督がこだわった美しい映像作りに魅了されてほしい。【Movie Walker】
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