山本舞香、初主演映画監督からの手紙に涙!「世界で一番、幸せ」
山本舞香の初主演映画『桜ノ雨』の初日舞台挨拶が3月5日にシネマート新宿で開催され、山本をはじめ、浅香航大、広田亮平、久松郁実、ウエダアツシ監督が登壇。ウエダ監督から心のこもった手紙を贈られた山本が、「世界で一番幸せだと思う」と清々しい涙を流した。
ボーカロイド楽曲で火がつき、中学校・高校卒業式の定番ソングになった「桜ノ雨」を実写映画化し、合唱部を舞台にした青春群像劇を描く本作。映画初主演という大役を担った山本は「無事に迎えられてホッとしています」と、初日に駆けつけた観客を前に安堵の表情。「プレッシャーがすごくあって。でも、他のキャストの皆さんと一緒にリハーサルをしていく中で、すごく仲良くなって。お芝居をしやすい現場だった」と絆を育むことで、プレッシャーを乗り越えられたという。
ウエダ監督から山本に、サプライズで手紙と卒業証書が贈られることとなったこの日。山本が「聞いてない、聞いてない!」と困惑する中、ウエダ監督も「こういうのすごく苦手で。でも、山本さんに感謝とお祝いを込めて書いてきました」とお互いに照れることしきり。
ウエダ監督は、プレッシャーを乗り越え、座長として現場を引っ張ってくれた山本に感謝の気持ちを伝え、「今日は主演女優としてのあなたの門出の日でもあります。『桜ノ雨』は山本舞香の映画です。僕はそう思って作りました」と告白。さらに「これからの女優人生について、僕は何も心配していません。この負けん気の強さ、謙虚さ、素敵な感性を活かして、あなたらしい女優の道を歩んでください」と愛あふれるメッセージを送ると、山本も涙を堪えきれなかった。
山本は「監督からこんなに褒められると思っていなかったので、序盤からうるっときていました」と照れ笑い。「世界で一番、幸せだと思います。本当に今、そう思っている」と感激の面持ち。「キャストの皆さま、スタッフの皆さまに支えられてできた作品。そして、ファンの皆さんがいなかったら公開もできなかった。胸がいっぱいで、今この瞬間が本当にうれしいです」と輝くような笑顔を見せ、会場から大きな拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】