『暗殺教室』3週連続首位!快進撃はどこまで続く?
4月9日・10日の興収ランキングで首位に輝いたのは、初登場からトップをキープしている『暗殺教室~卒業編~』。成績は土日2日間で動員16万7429人、興収2億108万5000円と公開3週目にして依然好調だ。
3月で週刊少年ジャンプで連載最終回を迎えた原作の人気が高かったとはいえ、ここまでのヒットを予測した人は少なかったはず。通常、続編の成績が前作を上回ることは少ないが、『暗殺教室~卒業編~』は例外。前週、累計動員数200万人突破の報が入ってきたが、1週間でさらに50万人以上を動員し、累計動員は260万人目前。このスタートダッシュは、前作『映画 暗殺教室』を大きく上回っている。
では、『暗殺教室~卒業編~』の好調はいつまで持続するのか?今週末公開を控えているビッグタイトルは、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(4月16日公開)と『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(4月16日公開)。両作品とも前作でシリーズ歴代最大のヒットを飛ばしているだけに、大きな壁となりそうだが…。
配給会社によれば、『暗殺教室~卒業編~』の客層は圧倒的に女性が多く、特に16~19歳のハイティーン、次いで13~15歳のローティーン、そして20代…と若年層から最も高い支持を得ている。一方、「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」はファミリー層がメイン。この2タイトルの公開が与える影響は少ないかもしれないが、4週目を迎える『暗殺教室~卒業編~』が押しのけられるかどうかは微妙なところ。ゴールデンウィーク興行の前哨戦となる翌週~翌々週のランキングで『暗殺教室~卒業編~』の底力が試されることになるだろう。
その他の成績は以下の通り。『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が、土日2日間で動員9万6707人、興収1億1551万1200円で2位。3位は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で、土日2日間で動員9万14人、興収1億4620万900円という記録だった。4位の『ちはやふる -上の句-』を含め、上位4作品が前週と変わらない形になった。
トップ10で唯一の初登場は、第88回アカデミー賞でブリー・ラーソンが主演女優賞に輝いた『ルーム』。全国76スクリーンという公開規模ながら、3万8127人を動員し、興収5724万2300円をあげた。【トライワークス】