大泉洋、『アイアムアヒーロー』がブリュッセルの映画祭でグランプリ!テロ直後の開催に感謝

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大泉洋、『アイアムアヒーロー』がブリュッセルの映画祭でグランプリ!テロ直後の開催に感謝

花沢健吾の同名人気コミックを、『図書館戦争』シリーズの佐藤信介監督が映画化した『アイアムアヒーロー』(4月23日公開)の日本外国特派員協会会見が4月11日に都内で開催され、主演の大泉洋と佐藤監督が登壇。本作は、現地時間3月29日よりベルギーで開催されたブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭でグランプリに当たるゴールデンレイヴン賞を受賞した。

大泉は「この映画は、間違いなく世界に通用する映画だと思っていました。(受賞の知らせは)朝の4時に聞いたんですが、ハラハラしながら待っていて、賞を獲れると思っていて獲れたので、よりうれしかったです」と手応えを語った。

大泉はさらに、3月22日に起きたブリュッセル連続テロ爆破事件に触れ「ブリュッセルでは悲しい出来事があり、映画祭の開催自体が危ぶまれたなか、映画祭をやってくれた勇気に敬意をはらいたいですし、賞をいただけたことがありがたく、感謝しています」と丁重に礼を述べた。

すでにスペインで開催の第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門で観客賞と最優秀特殊効果賞を、ポルトガルで開催のファンタスポルト第36回ポルト国際映画祭のコンペティション部門でオリエンタルエキスプレス特別賞を受賞。今回の受賞で、世界三大ファンタスティック映画祭での賞に輝いたことになる。

佐藤監督は「これまで観客賞を獲ったこと自体がうれしくて。エンタテインメントとしてはいちばんの賞だと思っていたので。でも、今回グランプリを獲ったということで、いろいろとあった苦労に最高の拍手をいただいたなと感じました」と喜びを語った。

また、大泉は「イケメンじゃない私がやることで、主人公にリアリティを与えたいという思いがありました」と言って笑いを取った。

『アイアムアヒーロー』で大泉洋が演じたのは、うだつの上がらない漫画家アシスタント・鈴木英雄役。彼らは、ウィルス感染で人間が変貌した生命体“ZQN(ゾキュン)”によるパンデミックに巻き込まれていく。【取材・文/山崎伸子】

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