『64』後編が前編を上回る好調なスタート!
6月11日・12日の興行ランキングで首位に輝いたのは、初登場の『64-ロクヨン- 後編』。全国321スクリーンで公開され、土日2日間で動員28万2693人、興収3億5409万400円という好調なスタートを切った。
『64-ロクヨン- 後編』は、そのタイトルからもわかるように、5月7日に公開された『64-ロクヨン- 前編』の続編にあたる作品。公開6週目を迎えた『前編』は、今回のランキングでも6位にランクインし、累計動員131万人、累計興収16億円を突破するヒットを見せているが、初週の数字は『後編』が上回った。
『前編』の初週の成績が発表された5月7日・8日の興収ランキングを見てみると、その成績は319スクリーンでの公開で動員20万3703人、興収2億5727万1900円。ほぼ同じ公開規模で、初週の動員、興収ともに『後編』の方が勝る結果となった。
意外かもしれないが、近年公開された2部作にも、今回の同様のケースがある。例えば、『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』、『ソロモンの偽証 前篇・事件』と『ソロモンの偽証 後篇・裁判』、『ちはやふる -上の句-』と『ちはやふる -下の句-』などは、どれも後編の方が初週の数字は良かった。ちなみに、『劇場版SPEC~結~漸ノ篇』と『劇場版SPEC~結~爻ノ篇』は動員は後編、興収は前編が上回るきっ抗した成績。どの作品も腰の強い興行が見せていただけに、『64-ロクヨン-』も前後編合わせてのヒットが予想される。
2位は公開8週目を迎え、なお好調の『ズートピア』。累計興収は65億円を突破している。3位は前週首位だった『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、4位に『デッドプール』が続く。一方、『64-ロクヨン- 後編』以外の初登場ランクインは、8位の『マネーモンスター』のみ。全国182スクリーンで公開され、土日2日間で動員4万5728人、興収5989万2600円という記録だった。【トライワークス】