競泳のオリンピック銅メダリスト・田中雅美が北島康介の爆笑エピソードを披露

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競泳のオリンピック銅メダリスト・田中雅美が北島康介の爆笑エピソードを披露

日本でのディズニー/ピクサー歴代興収ナンバー1の大ヒット作『ファインディング・ニモ』(03)の続編『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の日本最速スペシャル・プレビュー・イベントが、6月17日にTOHOシネマズ日本橋で開催。本作で魚の「マカジキ」役の日本語吹替版ボイスキャストを務めた、シドニーオリンピック競泳銅メダリスト・田中雅美が登壇し、北島康介ら競演選手仲間とのエピソードを語った。

本作の舞台は、カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、息子ニモを人間の世界から救出した冒険から1年後。なんでもすぐに忘れてしまうドリーが、唯一忘れなかった大事な家族を捜すため、ニモやマーリンと共に冒険の旅に出る。

田中は、『ファインディング・ドリー』のそれぞれのキャラクターを競泳選手に当てはめたが、ニモは北島康介だった。「北島選手は高校生の頃からオリンピックに出場していて、とにかく明るく、人を引っ張っていく才能をもちながらも絶対に偉ぶらない。金メダルを獲った時も、みんなの前でいきなり『耳がでかくなっちゃった』と、大きな耳の小道具でギャグをやり始めて。泳ぐ背中でも伝えるけど、言葉でもリフレッシュさせてくれる。まさにチームの中心でした」。

ドリーは岩崎恭子だそうで「この間、『最近、物忘れが激しいんだよね』と言ってました(笑)。ほんわかした人に見られがちだけど、芯が強くて明るい」とのこと。また、本作で登場するタコのハンクは萩野公介で、「どの競技でも全部速いし、自由自在。ちょっとドライに見えるけど、熱い精神をもっています」と称えた。

泳ぎが苦手で体の大きなジンベエザメのデスティニーは、自分自身だと語り「練習中に壁に頭をぶつけたことがあるんです。それに現役時代、体が大きくて、女子プロレスラーに間違えられるくらいでした」と苦笑いした。

来たるリオデジャネイロオリンピックについては「一番注目は、萩野公介選手。魚のように速いです。くじけそうになっても泳ぎ切ってほしい。また、忘れっぽいドリーのように、プレッシャーとかを忘れて望んでほしい」と、現役選手たちにエールを贈った。【取材・文/山崎伸子】

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