中井貴一のMCっぷりに、長澤まさみもタジタジ!?
『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一が監督・脚本を務め、立てこもり事件に巻き込まれた落ち目のワイドショーキャスターの奮闘を描く『グッドモーニングショー』(10月8日公開)。本作の完成披露舞台挨拶が、8月29日にイイノホールで行われ、主演の中井貴一が劇中で演じるキャスター“澄田真吾”として登場し、MCに初挑戦!中井は欠席という設定(!?)を徹底した内容で、多くの笑いを誘った。
澄田の呼び込みで出演者の長澤まさみ、志田未来、濱田岳、吉田羊、時任三郎、そして君塚監督が順に登場。挨拶を求められると、君塚監督は「今日は中井さんが欠席ということですが、失礼な人だ。どうせ三谷幸喜の映画にでも出てるんでしょう(笑)」と皮肉まじりにコメントし、場内は爆笑の渦に。
澄田とキャスト陣とのクロストークコーナーになると、長澤に対し「生で拝見するのは初めてですが、お綺麗でいらっしゃいますね」と小ボケを挟みつつ、出演が決まったときの気持ちを尋ねる。長澤は「女子アナという仕事は女優と似ているようで異なるものなので、自分に務まるのか不安で…。でも素晴らしい作品に参加できて嬉しかった」と気持ちを真面目に吐露したが、澄田になりきる中井の姿には、終始半笑いの様子だった。
一方、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」以来、約19年ぶりの共演になる中井(=澄田)と時任は、仲の良さを感じさせるやり取りを披露。澄田が「大きくていらっしゃるんですね」と質問すると、時任が「身長ですか?態度ですか?」と自虐的に切り返す。これには「態度もですけど…ありがとうございました!」とトークを打ち切ろうとするが、すかさず「終わりかよ!」と時任がツッコミを入れ、まるで漫才のようなやり取りに。思わず場内からは大きな拍手が起こった。
舞台挨拶では、欠席した中井からの手紙を澄田が読むというシュールな一幕も。最後に澄田が締めのコメントを時任に求めると「俺かよ!」と驚きつつも、「素晴らしい作品なのでいろんな方に見てほしいです」と締め、笑いに包まれた舞台挨拶を終えた。【取材・文/トライワークス】