『バイオハザード』最終章でローラの恋人役を演じたセクシーガイ「ローラの変顔が最高」
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画第6弾にして完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』がいよいよ12月23日(祝)に公開される。本作に出演したキューバ出身のイケメン俳優、ウィリアム・レヴィにインタビュー。彼の役柄がローラ演じる女戦士コバルトの恋人クリスチャンということで、ローラやミラとの撮影エピソードを明かしてくれた。
『バイオハザード』は、ミラ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド(=ゾンビ)化した元凶アンブレラ社との戦いを描く人気シリーズ。ローラのハリウッドデビュー作としても話題を呼んでいる。
ウィリアム・レヴィといえば、元モデルならではの引き締まった肢体と甘いマスクで“ラテンのブラピ”と騒がれているセクシーガイだ。本作に出演することで、さらに熱い視線を浴びることは間違いない。
「最初に電話をもらった時は非常に驚いたよ。僕は映画撮影について何も知らなかったからね。エージェントから『もし脚本を良いと思ったら、1週間以内にアフリカに行かなければいけない』と言われた。でも、脚本を読む必要なんてなかったよ。僕は『バイオハザード』シリーズの大ファンで、全部観ていたので。だから『アフリカに行きます!』と答えたんだ。まったくもって素敵なサプライズだったし、この映画に参加できたことは非常にうれしかった」。
メガホンをとったのは、全シリーズに関わってきたポールW・S・アンダーソン監督だ。現場では毎日予想外のことが待ち受けていた。「ポールは即興が多い。セットによって変えたりするんだけど、その指示の仕方がすごくカッコ良かった」。
レヴィは演じたクリスチャンについては「想定外でとてもホットなすごいヤツ」だと言う。「彼はガールフレンドを危険にさらしたくないと思っている。だからいつも彼女のために戦っているんだ。また、僕が特にこのキャラクターを好きな点は、ただ生き残るためにのみ生きているというところだ。現代の我々とは違い、今日1日を生き抜きたいだけなんだけど、それは最も大事なことだと思う」。
ガールフレンド役のローラとも意気投合できたそうだ。「ローラはとっても面白い人だった。2人で一緒にシーンのチェックをしたよ。セットの内でも外でも、彼女やミラ、キャストの全員と仲良くできた。僕はローラや他のみんなに会った最初の夜も次の日もみんなと食事に行ったよ。しょっちゅう一緒に過ごしていたね」。
ローラとは一生懸命英語でコミュニケーションをとっていったと言う。「ローラはいつも何か話題をふってくれていた。でも、僕はアメリカ人ではなくキューバ人だから英語があまり上手じゃないし、彼女の英語も完全ではなかったから、お互い理解するのに苦労はしたかな。それでも頑張って身振り手振りを使って話したよ。彼女は本当に良い人で、いつだって最大限の努力をしていたし、とても寛大な人だ」。
現場ではローラの動画なども撮ったそうだ。「僕は動画を撮っていたのに彼女は写真を撮っているのだと思い、しかめっ面などいろんな表情をしてくれた。いつも変顔をするので、最高に面白い動画になったよ。彼女と仕事ができて本当に楽しかった、また一緒に仕事がしたいよ」。
『バイオハザード:ザ・ファイナル』の撮影を心から楽しんだというレヴィ。「キューバで暮らしていた子どもの頃からハリウッドで仕事をするのが夢だった。それが実現し、このようなチームの一員になれたことは本当にうれしい。キューバにいたら絶対にありえないチャンスだから、最高に楽しんだよ。もちろんいつも最善を尽くすのは僕の信条でもある。日本ではまだ仕事をしたことがないし、今後は日本や行ったことのない他のいろんな国々で仕事がしたいね」。【取材・文/山崎伸子】