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最新映画ランキング - 国内映画

2025年1月13日 発表(毎週火曜更新)
2025年1月10日~2025年1月12日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『グランメゾン・パリ』『はたらく細胞』『劇映画 孤独のグルメ』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    2 up

    グランメゾン・パリ

    、118分、ヒューマンドラマ
    4.3
    6945

    2019年に放送されたテレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる劇場版。フランス料理の本場であるパリでミシュラン“三つ星”を獲得するため、シェフたちが奮闘する姿を描く。『わたしの幸せな結婚』の塚原あ···もっと見る

  • No.2
    1 down

    はたらく細胞

    、110分、コメディ
    4.4
    17527

    体内ではたらく細胞を擬人化した同名漫画を実写映画化。親子の異なる体内ではたらく細胞たちの様子と、その親子の人間世界のドラマを描く。『翔んで埼玉』の武内英樹が監督を務め、赤血球役の永野芽郁と白血球役の佐···もっと見る

  • No.3
    NEW

    久住昌之原作の同名ドラマシリーズの劇場版。主演の松重豊が自ら監督と共同脚本を務め、祖父の依頼で究極のスープのレシピを求めて世界を巡る姿を描く。共演は『劇場版ドクターX』の内田有紀、『正欲』の磯村勇斗、···もっと見る

  • No.4
    3 down

    モアナと伝説の海2

    、100分、アニメ
    4.2
    7555

    海に選ばれた少女モアナの壮大な冒険を描いたアニメーション『モアナと伝説の海』の続編。日本語版声優は前作に引き続き、屋比久知奈が主人公モアナを、尾上松也が半神半人のマウイを演じる。第64回グラミー賞の最···もっと見る

  • No.5
    6 up

    2013年に刊⾏された 「⼩説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を劇場アニメ化。決闘に向かい消息を絶ってしまった土井先生を捜す上級生と、忍術学園に危機が迫り奮闘する姿を描く。アイドルグルー···もっと見る

  • No.6
    NEW

    366日

    、122分
    4.2
    2420

    沖縄出身バンドHYの叶わぬ恋を歌った同名楽曲をモチーフに映画化。沖縄と東京の2つの都市を舞台に、20年の時を超えた純愛を描く。監督を『四月は君の嘘』の新城毅彦が務め、『もしも徳川家康が総理大臣になった···もっと見る

  • No.7
    4 down

    ライオン・キング:ムファサ

    、118分、アニメ
    4.2
    6916

    2019年に実写化した同名映画のはじまりの物語。シンバを守ったムファサ王と、ムファサの命を奪ったスカーの若き日を描く。『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが監督を務める。ムファサを『オールド』のアー···もっと見る

  • No.8
    5 down

    劇場版ドクターX

    、128分、ヒューマンドラマ
    4.5
    7494

    2012年から7シリーズが放送された同名ドラマの完結編となる劇場版。天才外科医、大門未知子誕生の秘密を描く。主演の米倉涼子をはじめ、田中圭、内田有紀、今田美桜、西田敏行ら多くのドラマ版キャストが続投す···もっと見る

  • No.9
    7 down

    ビーキーパー

    、105分、アクション
    PG12
    4.1
    1750

    恩人の復讐のため、組織的詐欺師集団に立ち向かう養蜂家の戦いを描くリベンジアクション。「エクスペンダブルズ」シリーズのジェイソン・ステイサムが主演を務め、復讐に燃える養蜂家を演じる。共演は、『ファイブ・···もっと見る

  • No.10
    8 down

    中村光の同名ギャグ漫画を実写映画化。神の子イエスと悟りを開いたブッダが、東京・立川の6畳一間アパートで二人暮らしをしながらバカンスを満喫している日常を描く。『今日から俺は!!劇場版』の福田雄一がメガホ···もっと見る

『グランメゾン・パリ』が逆転で動員ランキングNo. 1に浮上!話題作が続く“塚原演出”がヒットのカギに?
『グランメゾン・パリ』が逆転で動員ランキングNo. 1に浮上!話題作が続く“塚原演出”がヒットのカギに?
『グランメゾン・パリ』が逆転で動員ランキングNo. 1に浮上!話題作が続く“塚原演出”がヒットのカギに?

1月10日から1月12日までの全国映画動員ランキングが発表。異例の年末ギリギリ公開でありながら、好成績で前週2位に初登場を果たした木村拓哉主演の『グランメゾン・パリ』(公開中)が、公開2週目にして首位に浮上。4週連続で首位を守り続けていた『はたらく細胞』(公開中)の牙城をついに崩した。
年末年始の7日間で観客動員100万人に迫るヒットスタートを飾った『グランメゾン・パリ』。公開2週目の週末3日間の成績は、動員が25万9000人で興行収入が3億8800万円と、前週比はどちらも63%ほどの成績をキープ。「成人の日」の祝日となった1月13日までの公開15日間の累計成績では動員158万人を突破、興収は23億円に迫っている。 同作でメガホンをとったのは、2019年放送のドラマ版でも演出を務めた塚原あゆ子監督。昨年夏に大ヒットを記録した『ラストマイル』(24)と、その前に手掛けた『わたしの幸せな結婚』(23)に続き、これで3作続けて動員ランキングの首位を獲得したことになる。おそらく日本の女性監督で同首位獲得作品を3本手掛けたのは、「映画ドラえもん」シリーズの寺本幸代監督と「名探偵コナン」シリーズの永岡智佳監督に続き、実写作品の監督としては初めてではないだろうか。 『ラストマイル』では脚本家の野木亜紀子と新井順子プロデューサーとのチームで、「アンナチュラル」と「MIU404」と同一の世界線で新たなストーリーを紡ぐ“シェアード・ユニバース”という方法論に挑み、日本の実写オリジナル映画とテレビドラマの劇場版という2つの側面に新たな活路を切り拓いた塚原監督。今回の『グランメゾン・パリ』では一転して、“海外が舞台”という、これまでも複数のテレビドラマの劇場版で試されてきたオーソドックスな拡張を実行している。 そういった点では、近年の日本映画で成功しやすいジャンルの流れを危なげなく汲んでいるようにも見えるが、本作のヒットの決め手となっているのはそれだけではないだろう。物語の要ともいえる料理の描写は、ドラマ版に引き続きプロの料理人からも好評を得るほど魅力的に演出されており、もちろん基礎となるレストランを舞台にした人間模様などの描き込みも的確。ただ規模感を大きくしただけではない“劇場版をやる意味”と“海外に行く意味”が作品に説得力を生む。そうした塚原演出の巧さが、このヒットを後押ししていると考えることができよう。 先述の『ラストマイル』が8月公開で、10月から「海に眠るダイヤモンド」があり、12月に「グランメゾン東京」のスペシャルドラマを経て『グランメゾン・パリ』と、監督・演出作が怒涛のように続いている塚原監督だが、もう来月には坂本裕二脚本の『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開)が控えているのだから驚きだ。5本目の長編映画監督作で、原作も土台となる世界線もない完全なオリジナル作品は次が初めて。その演出の才がフルに発揮されることはもちろん、監督作4作連続の首位獲得も期待できるのでは。 公開5週目にして2位に後退した『はたらく細胞』だが、週末3日間の成績は動員24万3000人&興収3億3700万円と、1位の『グランメゾン・パリ』との差はわずか。累計成績では動員365万人&興収49億円を突破しており、ワーナー・ブラザース映画配給の日本映画としては『東京リベンジャーズ』(21)の興収45億円を抜き去り、『デスノート the Last name』(06)の同52億円、『るろうに剣心 京都大火編』(14)の同52億5000万円をすでに射程圏内に収めている。 3位に初登場を果たしたのは、2012年にテレビ東京系列で放送がスタートし、これまで10シーズンと複数のスペシャル版が放送されてきたドラマシリーズ「孤独のグルメ」を、主演の松重豊が自ら脚本・監督を務めて映画化した『劇映画 孤独のグルメ』(公開中)。初日から3日間で動員16万7000人、興収2億4200万円を記録し、祝日を含めた4日間では動員23万人&興収3億2900万円を突破。 比較対象として近年の深夜ドラマの劇場版の成功例を挙げてみると、最終興収14億1000万円を記録した『『劇場版「きのう何食べた?」』(21)が祝日の木曜日公開で、最初の土日2日間の成績が動員10万人&興収1億4500万円。集計方法の違いから正確な比較はできないものの、1日の平均動員が5万人と仮定すれば今回の『劇映画 孤独のグルメ』の方が上回っていることがわかる。シリーズの人気の高さを表す好スタートといえるのではないだろうか。 公開6週目を迎えた『モアナと伝説の海2』(公開中)は4位となり、累計成績は動員348万人&興収46億円を突破。『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(公開中)は前週よりワンランクアップの5位となり、累計動員92万人&興収13億円に到達。そして、赤楚衛二と上白石萌歌が共演した『366日』(公開中)は6位に初登場を果たしている。 以下は、1~10位までのランキング(1月10日〜1月12日) 1位『グランメゾン・パリ』 2位『はたらく細胞』 3位『劇映画 孤独のグルメ』 4位『モアナと伝説の海2』 5位『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』 6位『366日』 7位『ライオン・キング:ムファサ』 8位『劇場版ドクターX』 9位『ビーキーパー』 10位『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』 今週末は、直木賞受賞の同名時代小説を大泉洋主演で映画化した『室町無頼』(1月17日公開)、「あゝ、荒野」の岸善幸監督と菅田将暉が再タッグを組み、宮藤官九郎が脚本を務めた『サンセット・サンライズ』(1月17日公開)、カラーとサンライズがタッグを組んだガンダムシリーズ最新作のテレビ放送に先駆け、一部話数を劇場用に再構築した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(1月17日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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