東京のバスガール:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
東京のバスガール
東京のバスガール
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東京のバスガール

1958年7月22日公開、54分、ミュージカル
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コロムビア・ローズのヒットソングにのせて、三億円の遺産の夢に踊らされるバスガールが主人公の歌謡映画。「あン時ゃどしゃ降り」の西島大の脚本を、「大阪娘と野郎ども」の春原政久が監督し、「あン時ゃどしゃ降り」の中尾利太郎が撮影した。美多川光子・新人の石丘伸吾・コロムビア・ローズらが出演している。

ストーリー

東京観光のバスガイド佐藤ミネ子と、アルバイト学生で洗車係の立花吾郎は恋人同士である。ある日、結婚資金の話がこじれて、二人は喧嘩別れをしてしまった。そして、ミネ子はブラジル不動産と名乗る、ニヤケ男の笹川や、彼女にいいよる外堀のことも忘れてしまった。ブラジル石油の団体を鎌倉に案内した日、鎌倉八幡で笹川がミネ子に結婚を申込んだ。あまりのしつこさをいぶかったミネ子に、驚くべきニュースが待っていた。それはブラジルで死んだ、横山修という人の遺産三億円が、ミネ子に相続されるというのだった。新聞はこれを大きく報道し、ミネ子のもとには欲につかれた男たちが押しよせた。吾郎はミネ子と身分が違ってしまい、結婚を断念し、会社を辞めて故郷の川口湖に帰ってしまった。ある日ミネ子のところにスラバニヤ領事館の野尻女史が現れ、スラバニヤ皇子との婚約をすすめた。ここにいたって、ミネ子の困惑は最高潮に達した。仕事で川口湖に行くとバスの後には笹川、外堀、スラバニヤ皇子を連れた野尻女史がつづいた。川口湖畔でミネ子は吾郎と会った。ミネ子の真剣な求愛にもかかわらず、吾郎はウンといわなかった。しかし翌日、三億円の遺産相続は間違いとわかった。相続人は佐藤ミネ子ではなく、佐野ミネ子であった。もとの生活にもどったりミネ子は、張切って働いた。そんな或る日、ミネ子のバスに吾郎が一人乗りこんできた。そして彼はいった。例の遺産相続人は吾郎の母で、ブラジルの横山修氏の初恋の人だったと。今日は金持になった吾郎がバスを借りきったのだ。“発車!オーライ”二人をのせたバスは、軽快に繁華な街を走っていった。

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作品データ

原題
The Girl on a Bus
製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年7月22日
上映時間
54分
製作会社
日活
ジャンル
ミュージカル


[c]キネマ旬報社