降霊のレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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降霊のレビュー・感想・ネタバレ・評価

2001年5月19日公開,97分

ユーザーレビュー

3.7
  • たっかん

    4
    2014/1/19

    降霊術を持った女(風吹ジュン)とその夫(役所広司)が繰り広げるミステリー映画であり、ホラー映画ではない。
    偶然も重なりつつ、「人間の業」を考えさせられる結構面白い映画だった。

    効果音技師の夫(役所広司)と降霊術士の妻(風吹ジュン)と並行して、全然別の場所・人物による少女誘拐事件が描かれる。
    ファミレスでパート始めた妻は、客(大杉漣)の隣に「赤い服の霊」を見る。しかし、『叫』、『DOORⅢ』などと同様、黒沢清監督は「赤い服の霊」がお好きなようで。

    富士山方面に効果音をとりに行った夫のBOXに誘拐されて逃げていた少女が隠れるところから、夫婦に難が降りかかってくる。この「BOXの中に少女」の状況が持続している間、「あの女の子はどうなるの?」というサスペンス的時間が経過する。

    その後、生きていた緑服の少女を巡って、妻の(有名になりたいという)思惑に乗った夫は、夫婦ともども人間として堕ちていく展開が面白い。
    また、夫のドッペルゲンガー映像も、夫を演じているのが映画『ドッペルゲンガー』主演の役所広司であり、まさに黒沢清監督作品だと思わせてくれる。

    なかなか映像的にも物語展開も楽しませてくれた作品であった。

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