さらば荒野:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
さらば荒野
さらば荒野
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さらば荒野

1971年9月4日公開
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無知で野蛮な無法者が見せる直情径行と、逆に文明によってメッキされた男の異常な人間性を対比させて、復讐の執念と愛の姿を描く。総製作はジュールス・レヴィ、アーサー・ガードナー、アーノルド・レビンのトリオ。製作はルー・モーハイム、監督はドン・メドフォード、脚本はギルバート・A・ラルストン、ルー・モーハイム、ウィリアム・ノートン、撮影はセシリオ・パニャーガがそれぞれ担当。出演はオリヴァー・リード、キャンディス・バーゲン、ジーン・ハックマン、サイモン・オークランド、ロナルド・ハワード、ミッチ・ライアンなど。

ストーリー

無法者を率いているフランク・コールダー(オリヴァー・リード)は無学で無口な男だが、生まれながら統率力にたけていた。彼はこんな放浪の人生以外にもっと違った生き方もあるに違いないと思っていた。友だちのドク(ミッチ・ライアン)を除いた連中は人間のくずだ、読み書きができたらもっと素晴らしい人生が開けるだろうと、彼は感じていた。無法者たちはテキサス州ルーガー郡に入ると、保安官(R・ブラウン)の、ここからすぐに出て行けという警告も無視して横暴に振る舞った。コールダーは学校を見つけ、そこには美しい先生が子供たちにABCを教えていた。先生、これこそコールダーが待っていた人間だ。彼は先生をかっさらって町を出て行った。が、この女は教師ではなく、この町の有力者ブランツ・ルーガー(ジーン・ハックマン)の妻メリッサ(キャンディス・バーゲン)だった。ルーガーはサディストだったが、メリッサは彼を理解して、よくつかえていた。しかし、彼にとって妻が無法者に連れ去られたことは侮辱でしかなかった。彼は無法者たちの皆殺しを誓った。メリッサは逃がしてくれと懇願したが、コールダーはどうしても字を教えろといってきかなかった。彼はメリッサの暖かとみじめな状態に心を動かされ、メリッサも次第に動揺し、ほとんど本能的に身を任せてしまった。翌日、彼女は自責の念に苦しんだが、自分がこの強くで不思議な男に惹かれていることも感じていた。ルーガーの追っ手が不意打ちをかけ、逃げる無法者たちも次々と倒され、多くの死体が転がった。逃げるコールダーも反撃に出た。ルーガーの一行も手ひどくやられ、今やルーガーについてくるのはマシュー・ガン(サイモン・オークランド)だけだ。コールダーが、小さな町でドグの傷を治してくれる医者を探しあぐねている時、またしてもルーガーとガンの狙い射ちにあい、無法者たちは散り散りに逃げていった。コールダーから離れないメリッサを見て、ガンはルーガーに追うのをやめさせようとしたが、それを振り切ってルーガーは1人で2人のあとを追った。瀕死のドクをかかえた2人に近づいてくる人影があった。ルーガーも疲労と飢えで弱り果てていたが、執念のライフルはコールダーを射ち、そして2発めの弾丸はメリッサをも貫いた。

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作品データ

原題
The Hunting Party
製作年
1970年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト
初公開日
1971年9月4日
製作会社
レビー=ガードナー=レビン・プロ作品


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