人生の異端者:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
人生の異端者
人生の異端者
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人生の異端者

1923年公開
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「王様万歳」を監督したヴィクター・シェルツィンゲル氏がウィニフレッド・ダン女史と共に原作を書き、ダン女子が脚色し、シェルツィンゲル氏が監督したものである。主役は「冬来りなば」のパーシー・マーモント氏「子守唄(1924)」のジェーン・ノヴァック嬢、「懦夫奮起せば」のカレン・ランディス氏、「虚栄の市(1923)」出演のホバート・ボスウォース氏「天空万里」出演のエヴァ・ノヴァク嬢等良い顔ぶれである。

ストーリー

ジョン・タービンは自分の発明を「鉄の人」と渾名され、資本家ムーアに奪われ、叩き出されて我家に帰って来れば母は既にこの世の人ではなかった。タービンは世間と神を呪い、ムーアに復讐を誓った。ムーアの娘ホープは頑固な父に似ず優しい娘で貧しき人々の間に神の福音を説いていたが、タービンが彼女と神をののしって信者達に教われた時、彼らを鎮めてタービンを助けた。ポープの妹ジョーイは友人を集めて盛大な宴会をしたが彼女を恋している父の秘書ハロルドは余りの底抜け騒ぎに憤慨して中止を要求するので、ジョーイは連中と一緒に下等な踊場に行ったが、警官に踏み込まれたという騒ぎに驚いて彼女はタービンに保護を頼んだ。タービンはこの機会を利用してムーアに対する復讐を遂げようとしてジョーイを我が室へ誘ったが、気絶した哀れな姿を見ては我が心も浄められ、姉のホープを迎えに行って無事にジョーイを引き渡した。翌日タービンは昨夜の出来事を謝そうとしてムーアの家に行き下男に討たれた。ホープは彼こそジョーイを保護してくれた男であると父に語り、正気に返ったタービンを優しく介抱して、一家の人々と共に彼の将来幸あれかしきと祈ったのであった。批評ーメロドラマである。真実味が少なく俳優も演じ過ぎる憾みがあるが、俳優の名だけででも客は呼べよう。(ニウス誌ローレンス・リード氏)

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作品データ

原題
The Man Life Passed by
製作年
1923年
製作国
アメリカ
配給
松竹
初公開日
1923年
製作会社
メトロ映画


[c]キネマ旬報社