続・激突!カージャック:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
続・激突!カージャック
続・激突!カージャック
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続・激突!カージャック

1974年6月8日公開、アクション
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若い男女がおもいがけない事のなりゆきで罪を犯し、警察に追跡されながらテキサス周辺300マイルにおよぶ逃避行をやってのけたという1969年に実際に起きた事件を素材にしたアクション。製作はリチャード・D・ザナックとデイヴィッド・ブラウンのコンビ。監督は「激突!」のスティーヴン・スピルバーグ、脚本はハル・バーウッドとマシュー・ロビンス、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はジョン・ウィリアムス、編集はエドワード・M・アブロムスとベルナ・フィールドが各々担当。出演はゴールディー・ホーン、ベン・ジョンソン、マイケル・サックス、ウィリアム・アザートンなど。

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ストーリー

テキサス州立刑務所で服役中のクロービス・ポプリン(ウィリアム・アザートン)のもとに、女房のルー・ジーン(ゴールディー・ホーン)が面会にやってきた。親の資格なしとして彼ら夫婦から裁判所命令で取り上げられていた1人息子の赤ん坊ラングストンが、福祉協会を通じて養子にだされてしまうというのだ。ルー・ジーンに泣きつかれたクロービス仕方なく、面会人にまぎれ込んで脱出。人のいい老人が運転するポンコツ車に乗り込んだ。ところがこのポンコツが想像以上の代物で、ハイウェイをガタゴトゆくうちに、そのノロノロ運転はたちまちマックスウェル・スライド巡査(マイケル・サックス)の運転するパトカーの眼にとまるところとなった。このパトカーに気づいたクロービスとルー・ジーンはてっきり脱獄がバレたものと早合点。老人からハンドルを取りあげて必死の逃亡をはかるが、ポンコツ車はたちまち音をあげて道路わきの立樹に衝突してしまう。怪我人はいないかと、パトカーから降りてきたスライドを見て、ルー・ジーンはピストルを取り上げ、赤ん坊が保護されているシュガーランドまで自分たちを連れてゆけと脅迫してパトカーに乗り込んだ。警官1人及びパトカー1台がハイジャックされたことを知ったハイウェイ・パトロール本部は蜂の巣をつついたような騒ぎになり、道路封鎖、検問所の設置を開始した。そして走り廻るパトカーの跡を新聞社の車や野次馬の車が追いかける。パトロール本部では、隊長のタナー警部(ベン・ジョンソン)が自ら陣頭指揮を取って盗まれたパトカーを追いつめるが、道路封鎖をとかねば人質を殺すという夫婦の脅しにやむなく屈服し、乗っ取られたパトカーは跡に14台のパトカーとそれを上回る野次馬の車を従えて、ハイウェイを一路シュガーランドへ向けてつっぱしる。今やこの事件は付近一帯の人々に知れ渡り、犯人を撃ち殺してやろうと申し出る人間まで現われたが、凶悪犯でないことを知っているタナー警部は、何とか流血を避けて事件解決を計ろうと策をねる。その間、ルー・ジーンとクロービスは、店のPRをはかるドライブ・イン食堂でただ飯を食い、40台にふくれあがった後続車を引き連れて、先を急いだ。やがて日が暮れ、警部は暗闇を利用して車を取りおさえようとしたが、ちょっとした計算違いから何台もの後続車が玉突衝突を起こし、かんじんの犯人車はその混乱を後に逃げのびてしまった。あくまでシュガーランド行きを主張する夫婦と、タナーは取り引きをして、2人を無事にシュガーランドに送り届ける代わりに、人質を釈放するという約束を取りつけた。車の行列が再び動きだす。その数は今や延々200台に達していた。ポプリン夫婦の犯行の動機が自分の産んだ子供会いたさのためと知って、世間の同情は2人に集まった。彼らの車には激励の言葉や、ベビー服やオモチャのプレゼントが投げ込まれた。そうこうしているうちに車の行列は遂にシュガーランドに到着した。赤ん坊と人質の交換は町の裁判所で行なわれることになっていたが、裁判所の周囲にはタナーの反対にもかかわらず、射撃班が配置されていた。だが2人は警察の罠に気づき、車を赤ん坊が引き取られている養子先の家へ向けるが、そこで発砲されクロービスは重傷を負う。それでも彼はハンドルを握り続け追跡をかわしながら砂漠地帯に車を乗り入れ、絶命した。やがてその場に到着したタナーと警官隊はクロービスの死体の傍にぼう然とたたずむルー・ジーンと無傷のスライドの姿を見出した。

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作品データ

原題
The Sugarland Express
製作年
1973年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル映画=CIC
初公開日
1974年6月8日
製作会社
ザナック・ブラウン・プロ作品
ジャンル
アクション


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