ダン・ジョーンズ
監督、撮影、編集
オーストラリア初のプロサイクリング・ロードチームを追ったドキュメンタリー。ビジネスマンで起業家のゲリー・ライアンが立ち上げた異色チームに密着。アスリートならではの反骨精神で逆境を跳ね返し、選手各々の個性を活かしながら国際レースに挑んでゆく。チーム発足から5年に亘り、フランスやスペイン、イタリア、ベルギー、コロンビア、南アフリカ、アメリカ、オーストラリアで撮影された。
※結末の記載を含むものもあります。
オーストラリア初のプロサイクリング・ロードチーム、グリーンエッジ。オーストラリア人ビジネスマンで起業家のゲリー・ライアンが立ち上げたこの新生チームは、アスリートならではの反骨精神で逆境を跳ね返し、国際レースに挑んでゆく。メンバーそれぞれがその深い人間愛から競技にアプローチし、ちぐはぐなチーム編成にもかかわらず、まさかのチャンピオンが誕生。5年間のツアーの様子をチーム内部からつぶさに撮影し、勢いに乗る選手や困難にぶつかる選手の姿を通して、チームの信念が浮き彫りにされる……。
[c]2017 Madman Production Company Pty Ltd [c]キネマ旬報社
正直、ロードレースについては「弱虫ペダル」で少しかじった程度の知識しかなく、ましてやプロのサイクリングロードレースにおいては、見たこともありません。 そんななのですが、このドキュメンタリー映画の予告編をみて、とても面白そうだったので鑑賞してきました。 そして知りました! ロードレースがまさにALL FOR ONEの精神に満ち溢れていて、感動的で、ドラマチックで、時にはものすごい奇跡が起きるスポーツであることを・・・ 同時に過酷で危険で、命がけのスポーツでもあります。 全ての団体スポーツで、必ず重要視されるのは「チーム力」です。その中でも、これだけ役割が明確に、しかも、仲間を勝たせるために、自分が負ける役割が明確にされているのは、他にあるでしょうか?その結果が、チームを勝たせることにつながるわけで、本当に素晴らしいスポーツだと痛感しました。 この映画は、オーストラリア発のプロ・サイクリング・ロードレースチーム「グリーンエッジ」のチーム発足から5年間のツアーの様子を編集したものです。そして、その5年間の中に、まさに「映画のような奇跡の感動劇」がいくつもあって、本当に感動の連続でした。