舞台に立つ妻:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
舞台に立つ妻
舞台に立つ妻
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舞台に立つ妻

1934年公開
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「女難アパート」「冷蔵庫の赤ん坊」と同じくラルフ・マーフィーが監督に当たったチャールズ・R.ロジァース作品で、俳優グレゴリー・ラトフ作の小説を基として、ハンフリー・ピアソンが脚色したもの。出演者は「暴君ネロ(1932)」「女性暴君」のエリッサ・ランディ、「夫の日記」「可愛いマーカちゃん」のアドルフ・マンジュウ、「ブルースを唄う女」「カンターの闘牛師」のデヴィッド・マナース、「可愛いマーカちゃん」のリン・オヴァーマン、新人レイモンド・ウォルバーン、ポール・ポルカシ、ジュディス・ヴォセーリ等である。撮影は「麦畑を荒らす者」「冷蔵庫の赤ん坊」のミルトン・クラスナーの担当である。

ストーリー

カルバスは欧州に名の聞こえたブダペストの名優だった。彼はヂタ・マリシカと言う女優を愛していたが、彼女の女優としての才能を全然認めていなかった。彼は舞台に立つ望みに燃えているヂタを抑え、自分の恋人としてのヂタを臨んでいたが、ヂタは自分に対するカルバスの愛を利用し、ついに舞台に立ち、カルバスの相手役を演じたが、彼女の舞台は失敗だった。しかしヂタの野望は抑え難くアメリカの舞台に立つと言い張り、ついにカルバスも彼女に負け、彼女を後援する事を条件に結婚して、渡米した。欧州の名優もアメリカでは全然名を知られていなかった。カルバスは1年の苦闘の後やっと端役にありつけた。一策を案じたヂタは欧州の名女優ヂタ・マリシカと言う触れ込みでカルバスをして紹介させ様とした。カルバスは気が進まなかったが2人の生活の為に結婚している事を秘し、興行主モーガンにヂタを紹介した。この案は見事成功し、ヂタはラリー・ケンヨンという新進作家の劇に一躍主役を振られた。しばらくするまにラリイをはじめモーガン及び舞台監督のラング等がヂタの美貌に魅せられ、又ヂタの心はラリイへと傾いていった。ある日ヂタの相手役が休んだのでカルバスがその代役を勤める事になった。カルバスは故意に芝居を失敗させ今はスターとして名声を博するヂタを舞台から葬り去ろうと試みたが、劇は大成功で、その上主役のヂタよりもカルバスの方が絶大な賞賛を博した。しかしカルバスはこれを最後にヂタに舞台を退き、妻として自分の手に帰ることを求めたがヂタは怒り、ラリイを愛している事を告げて彼のもとを去った。それからはカルバスには寂しい生活が続いた。その間にかれはラリイとヂタの結婚を新聞で知った。ある雪の日カルバスはラリイの新作物の初日の舞台に立つヂタを観客席から見たのを見納めに、旅興行に出ようとしたが、その帰途ラリイに逢い、伴われてヂタと会った。ヂタはカルバスの哀れな姿を見ると、ラリイに自分がカルバスの妻であった事を告げ、カルバスの手に戻ろうとしたが、カルバスは2人が心から愛し合っているのを知り、2人を残して寂然と独り旅興行に出ていった。

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作品データ

原題
The Great Flirtathon
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社