洋上の怪事件:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
洋上の怪事件
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洋上の怪事件

1931年公開、サスペンス・ミステリー
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「リオ・リタ」「恋の花園」の原作者ガイ・ボルトンと「女に賭けるな」「踊り子をめぐりて」のリン・スターリングの二人が協同で組み立てたものを基に「クリスティナ」「二つの顔(1930)」のウィリアム・K・ハワードが監督にあたった映画である。主演者は「二つの顔(1930)」「拳銃の洗礼」のエドモンド・ロウと「歓楽の巷」「踊るカレッジ」のロイス・モーラン二人。助演者として「アビーの白薔薇」「猫は這いよる」のジャン・ハーショルド、「各国の女」「ファジル」のグレタ・ニッセン、「愉快な武士道」「肉と霊」のマーナ・ローイ、ジョン・ハリデイ、「拳銃の洗礼」のアール・フォックス、ビリー・ビーヴァンその他が出演。カメラは「決死隊」「四つの壁」のジェームズ・ウォン・ホウである。

ストーリー

巨船トランスアトランチック号は今大西洋上を航行している。客船の中にやくざ渡世のモンティー・グリーア、父クレマーと旅行するジュディー、銀行家のグレアム、その夫人、グレアムの妾のシグリッドなどの連中がいる。まもなくジュディーの純真な姿はモンティーの心をひきつけた。銀行家グレアムが妾のシグリッドの色香に迷わんとしているので夫人は気が気でない。これに義憤を感じたモンティーは夫人のために一肌脱いだ。そのために彼はシグリッドから怨みを買う。無線電信がこの時グレアムの銀行破産の報を伝える。所有財産の全部をそこに預けてあったクレマーは色をなしてグレアムの船室に押しかけた。ある夜モンティーとジュディーは闇をつんざく銃声を耳にした。グレアムの船室に駆けつけてみると案の定グレアムは朱に染まって倒れており、傍らにはクレマーが茫然とつったていた。クレマーが手にかけたものと信じたモンティーは彼を罪から救うために被害者が自殺を計った如くにつくろった。ところが折り悪くこれをシグリッドに見つけられ彼女の証言によってモンティーとクレマーとは捕らわれの身となった。調べてみるとグレアムの所持金300万ドルが紛失している。だがモンティーは生来のするどい洞察力によって船客の一人なるハンサムこそ怪しいと目星をつけた。そこで彼は監禁室を抜け出てハンサムを襲った。やはり彼の推察どうり問題の金はハンサムが所持していた。こうして事件が落着した時、クレマーの嫌疑も晴れ、グレアムの体も回復した。そしてクレマーの損失はグレアム夫人の所持金によって償われることになった。やがて巨船トランスアトランチック号は目的地に着いた。そして人々は互いの無事を喜び合ったがモンティーとジュディーは別れ切れない心持ちで袖を分かつのであった。

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作品データ

原題
Transatlantic
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1931年
製作会社
フォックス映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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