長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が語った決意「とにかく前へ進まないと」【『コンフィデンスマンJP』インタビュー】
「現場では、江口洋介さんや柴田恭兵さんなど、先輩たちがすごく明るかったです」(長澤)
――ランカウイ島でのロケはいかがでしたか?
長澤「とにかく暑かったです。ドラマの撮影の時はものすごく寒かったし、『コンフィデンスマンJP』の撮影は、いつも暑いか寒いか極端な環境に置かれることが多い気がします(苦笑)。でも、撮影が過酷な分、映画に熱気や迫力が宿っているんじゃないかと」
東出「サングラスをかけて、リゾートファッションをまとった江口(洋介)さんが、『リゾート地に来られた!この映画は楽しいな』とうれしそうにされていたのが非常に印象的でした(笑)。(江口が演じた)赤星さんもカッコいいけど、普段の江口さんも海がすごく似合っていてすてきでした」
長澤「確かに、江口さんがすごく楽しそうでした。先輩たちは皆さん、すごく明るいんです。柴田恭兵さんとは今回初めて共演しましたが、とても明るい方でした。広末涼子さん、竹内結子さんもそうだし、スカッとした先輩方が多く、楽しそうに現場に来てくださるので、私たちも『ああ、良かった。良い現場だな』という気持ちになれました」
――今回、柴田さんはフウ家の執事トニー役が、凛としていてクールでしたね。
小日向「僕も、柴田さんがトニー役で良かったなとつくづく思いました。柴田さんは、台本を読んで出演を即答されたと聞いています。あの押し付けがましくなくて、ぐっと控えた感じがすごく良かったです」
東出「本当にすばらしかったですね」
長澤「柴田さんは、役柄としてみんなを守ってくれる執事の役でしたが、現場でも柴田さんがそういう役回りをしてくださった気がします。私は静岡県出身ですが、『僕も静岡出身なんだよ』と話かけてくれたり。また、すごくおちゃめな方で、私たちを笑わせようともしてくれました。そういう柴田さんの人間性が、トニーにも反映されている気がします」