King & Prince永瀬廉、前髪パッツンで挑んだ『弱虫ペダル』は「僕のジャニーズ史に残る役作り」
「僕はどちらかというと、努力型のほうです」
永瀬たちのチームワークは、スクリーンにしっかりと投影されている。竜星涼演じる金城真護が坂道に告げた「一人で頑張る必要はない。お前が倒れたら俺が支える。もし、ほかのヤツが倒れたらお前が支えろ」という台詞が胸に響く。チームの強い絆が描かれる本作だが、それはKing & Princeというグループの絆と共通するものではないのだろうか。
「King & Princeとしての活動は、デビュー前からともに活動してきたので、一緒にいることが自然すぎて、これまではあまり意識していませんでした。でも、今回『チーム総北』のみんなと走って、やはりチームっていいよなと、改めて思い出した気がしました」。
ちなみに、自転車選手としての才能に恵まれた天才型の坂道。永瀬自身は、天才型か努力型か、どちらなのかと訪ねると「どちらかというと、努力型です」と答えてくれた。ただ、「なにかちゃんとした目標が見えてないと、努力なんてできないのではないかな」と話す。
「目標がピンポイントであればあるほど、僕は努力ができると思っています。だから、一番必要なのは、どういうビジョンを持つかということ。グループで言えば、全員がダンスを揃えることなどがそうです。そういう意識を持って、僕たちは日々鍛錬をしているのかなと思います。また、坂道役をいただいてなければ、前髪をこんなに短くすることもなかったですし、いままで見たことのない自分を見ることもなかったかなと。そういう意味でも、これからもっといろいろな役を演じていきたいですし、その想いは作品を重ねるごとに強くなっています」。
取材・文/山崎伸子
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