小松菜奈が語る、菅田将暉と紡いだ絆の“糸”。「なにが起こっても大丈夫」
「菅田さんとなら、なにが起こっても大丈夫という安心感がありました」
菅田とは、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『溺れるナイフ』(16)でも共演している。前者では菅田に思い切り殴られるという強烈なシーンがあったが、小松は当時記者がインタビューした際、「お互いに遠慮せず、全力が出せました」と手応えを口にしていた。また、後者では「あんなに燃え尽き合って、しびれるような現場はいままでなかったです」と特別な時間を過ごせたと振り返っていた。
「過去の2作がかなり激しい作品だったので、今回また菅田さんと共演するとお聞きして、またなにか大変な役なのかなと思ってしまいました(苦笑)。そうしたら今回の『糸』は穏やかな関係性で、お互いを想い合うという話だったので、私にとっては新しい挑戦でもありました」。
菅田については「共演3度目なので、なにが起こっても大丈夫という安心感がありました。どんな役でも、お互いにちゃんと役になりきって芝居ができるし、役に入るスイッチの入れ方やタイミングなども、よくわかるんです」と、過去の共演作から培ってきた確かな信頼関係を口にする。
「漣と葵は、毎日一緒にいるわけではなかったし、シンガポールや沖縄の撮影は別々でした。そんななかでお互いを想い合うという気持ちを作るにあたり、『はじめまして』の方だと、そこの距離感をすぐには埋められない気がするので、難しかったのではないかと思います。そういう意味では、相手役が菅田さんで良かったなと思いました」。
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