小松菜奈が語る、菅田将暉と紡いだ絆の“糸”。「なにが起こっても大丈夫」
「泣くシーンは、役として入り込めないと泣けないんです」
劇中で、何度か葵が涙するシーンがある。特にシンガポールで泣きながらカツ丼を食べるシーンが味わい深いが、「もともと泣く芝居がすごく苦手で、いきなりは泣けないんです」と告白する小松。
「役として、本当に泣きたい気持ちにならないと無理なんです。撮影の前後は、スタッフさんとの距離を置かせてもらい、一人になってゆっくりと集中していかないと難しくて。そこは嘘をつきたくないので、それでも泣けなかったら、またなにか違う表現があると思って挑んでいます」。
空港で葵が漣に別れを告げるシーンでは、リハーサルから感情移入しすぎて、こみ上げる涙を抑えることができなかったそうだ。
「葵が漣と離れ、自分の道を生きていくというシーンでしたが、ガラス越しなのでお互いに触れられなくて、声も電話越しでしか聞けないというシチュエーションが、自分のなかでぐっと来てしまいました。葵自体はすごく強い人ではないけれど、いろんなことがあって強くなっていくという変化がちゃんと見えたらいいなと思いました」。
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