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清原果耶、貫く愚直さ。初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』から朝ドラ「おかえりモネ」まで

インタビュー

清原果耶、貫く愚直さ。初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』から朝ドラ「おかえりモネ」まで

「歌については、自分が出せる限りの全力を注ごうとは思っていました」

『宇宙でいちばんあかるい屋根』は公開中
『宇宙でいちばんあかるい屋根』は公開中[c]2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

本作では、シンガーソングライターのCoccoが作詞、作曲、プロデュースを手掛けた主題歌「今とあの頃の僕ら」も歌いあげている清原。歌について「私はまだ、それを語れるほどの人間ではないです」と恐縮する清原に、レコーディングの感想を尋ねてみた。

「録る前日からすごく緊張していましたが、レコーディング中もずっと緊張が続いていました。だから終わってからも、本当にこれで良かったのかな?と思いました。もちろん、ボイストレーニングは重ねてきたし、自分が出せる限りの全力を注ごうとは思っていましたが、Coccoさんやスタッフの皆さんに指導をしていただいてなんとかできた感じです」。

同曲が映画の最後を締めくくったことについては「Coccoさんが、映画を観てから、つばめのいまとあのころの気持ちを歌詞に起こしてくださったので、つばめを演じた私が歌うことは、1つ大きな意味を持つことができたのかなとは思っています。また、それを聴いてくださった方々が、作品の広がりを感じていただけたとしたら、私の喜びにもつながります。ただ、自分としては、不安でいっぱいでした」と素直な想いを語った。

また、この秋から冬にかけて、清原の出演作が目白押しである。本作を皮切りに、堤真一や石田ゆり子と共演する『望み』(10月9日公開)、成田凌と清原のW主演映画『まともじゃないのは君も一緒』(11月公開)、中川大志と清原果耶がW主演を務めるアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』(12月25日公開)のほか、『砕け散るところを見せてあげる』や『護られなかった者たちへ』も公開予定だ。

オフショットの清原果耶
オフショットの清原果耶[c]2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

「去年まで頑張って撮ってきた作品が公開されることへの喜びが大きいです」と言う清原は「なかなかこのご時勢、声を大きくして『映画館へ行ってください』とは言えないかもしれませんが、作品として世に出す機会をいただけたこと自体、ものすごくありがたいことだと思っています。また、もうすぐ朝ドラの撮影にも入るので、そちらも全力で頑張り、全うしたいと思います」。

最後に、『宇宙でいちばんあかるい屋根』をこれから観る人へのメッセージをもらった。
「この物語は、つばめが星ばあと出逢い、ひと夏の奇跡を通じ、成長していく物語となっています。なにかいま、自分のなかで悩みを持っている方や、つばめの年齢を超えて大人になったけどなにかもどかしさを感じている方など、幅広い年齢の方に観ていただけたらうれしいです」。

取材・文/山崎伸子

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