草なぎ剛が読者からの質問に赤裸々告白!『ミッドナイトスワン』の演技は、愛犬クルミのおかげ?
「任侠ヘルパー」の強面介護ヘルパーから、「スペシャリスト」での飄々とした刑事役まで、どんなに個性的な役でもしっかりと自分色に染め、個性を輝かせてきた俳優、草なぎ剛。2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』での徳川慶喜役も待機中の草なぎが、『下衆の愛』(15)の内田英治監督作『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)で、トランスジェンダーの凪沙役にトライした。
そこでMOVIE WALKER PRESSではユーザーから質問を募り、草なぎ本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「草なぎ剛だけど、何か質問ある?」といった意味)を実施。どんな質問にも臆することなく、フランクに本音を語ってくれた草なぎ。その「Ask Me Anything」の内容をたっぷりとお届けしよう。
「予告編で見た草なぎさんは、肩のラインや二の腕などが柔らかそうな中肉のスタイルになっていました。身体のラインについては、どんな役作りをしましたか?」(40歳代・女性)
「今回演じた凪沙役については、けっこう考えました。内田監督からは特になにも言われなかったのですが、いつもの自分の体重よりも、3~4キロぐらい減らしました。それは直感的な役作りでしたが、ちょっと女性っぽくなった気はします。もともと細い方なので、肉はそんなに落ちないし、落としすぎると、ガリガリになってしまうので。
ただ、あまりやりすぎると、すごい臭くなっちゃうなと思ったんです。自分でねらっていかないほうが、自然体でいいのかなと。また、衣裳やメイクで、女性っぽさに引っ張られる部分があるので、敢えてあまり意識せず、その場その場の空気を感じ取っていきました。監督も『女性っぽく』というような演出は一切されませんでした」
「劇中で、広島弁での演技にトライされましたが、やってみていかがでしたか?」(50歳代・女性)
「今回、方言指導の先生とすごく馬が合って、やりやすかったです。先生は撮影中もモニターの奥から、僕の演技を見てくれていたんですが、親戚のおじさんのようなたたずまいの方で、わからないことがあっても気兼ねなく聞けましたし、常にこっちの空気を察してくれて、なにかあるとそばに来て教えてくれました。
もしも、学校の先生がああいう方だったら、僕ももう少し勉強ができたかなと。怖い人だと、圧が強すぎて萎縮しちゃうので。また、その方はお芝居も上手だし、教え方が上手いんです。僕はただ、その方の指導どおりにやっただけでした」