「決して忘れてはならない」「後世まで残さなければ」…Blu-ray&DVD発売の『Fukushima 50』に反響の声

コラム

「決して忘れてはならない」「後世まで残さなければ」…Blu-ray&DVD発売の『Fukushima 50』に反響の声

当時子どもだった若者にとって、真実を知るきっかけに

福島第一原子力発電所の最前線で戦った作業員たちのリアルが、圧巻のスケールで描かれる
福島第一原子力発電所の最前線で戦った作業員たちのリアルが、圧巻のスケールで描かれる[c] 2020『Fukushima 50』製作委員会

また一方で、震災当時まだ幼かった10代、20代の若者からの感想も目立った。

「東日本大震災が起きた時、私はまだ小学6年生で、この映画を観るまでFukushima50の人々をまったく知りませんでした。観るうえで非常に苦しい思いをする方もいるのかもしれませんが、絶対に観るべき作品だと私は思います」(20代・男性)
「当時は中学3年生で、まったく理解していませんでしたが、この映画を観てあの日どんなことが起こっていたのかすごくわかりました」(20代・男性)
「この映画を通して、地震や津波をはじめとする自然災害の恐ろしさを思い出してほしい」(10代・男性)
「福島第一原発という名前しか聞いたことがなく、なにがどう起きて、どうなったのかを知るためにこの映画を観ました。なにもわからなかった私でも内容が理解しやすく、実際に起きた通りに再現された映像で大変さや恐ろしさを体全体で味わうことができました」(10代・女性)

渡辺謙は福島第一原発所長の吉田昌郎役を熱演
渡辺謙は福島第一原発所長の吉田昌郎役を熱演[c] 2020『Fukushima 50』製作委員会

ここで、小学2年生で震災を経験した10代の女性の力強いメッセージを紹介したい。
「初めて大きな地震を経験し、不安でいっぱいになったのを覚えています。しかし、覚えていることといえばそのくらいで、実際に原子力発電所付近でなにが起こっていたのか、この映画を観るまで知りませんでした。出来事というものは年月が経つにつれて忘れ去られていくものだと思います。このことを風化させないためにも、当時まだ幼かったいまの中高生にぜひ観てほしい作品です」

また、小学6年生の娘さんと一緒に観たという40代の女性からは「当時娘は3歳でしたが、地震と事故についてぼんやりと記憶があったため、こういう出来事だったのかととてもよく理解できたようです。あの時、あの場所で、命をかけて戦ってくれた人達がいること。そのおかげで、いまの日本があることを改めて思い知らされました。映画を見てから半年以上たちますが、いまでも時々、娘からこの映画のことを話してきます。それくらい、心に響くものがあったのだと思います」との声も。
これからの日本を担う世代へと語り継いでいくこと。その重要さを、改めて感じずにはいられない。


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