最高画質版「ウルトラマン MovieNEX」の必携ポイントは?拡大を続けるウルトラマンワールドの“原点”
1966年にテレビ放送がスタートし、いまなお時代を超えて拡大をつづけている「ウルトラマン」シリーズ。その原点である初代「ウルトラマン」全39話を、最新技術によってレストアしたブルーレイBOX「ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラマン MovieNEX」が、現在発売中だ。
そこでMOVIE WALKER PRESS編集部では、ウルトラファンはもちろん、映画ファンも必携の本アイテムを入手。早速開封しながら、その魅力に迫っていきたい。
ギネスブック認定!「ウルトラマン」シリーズの“原点”
2013年には「もっとも派生シリーズが作られたテレビ番組」としてギネス世界記録に認定され、その2年後には自らの記録をさらに更新。今年6月からスタートした「ウルトラマンZ」まで40以上の派生作品が放送されてきた「ウルトラマン」シリーズ。
初代「ウルトラマン」には、「ゴジラ」を生みだした“特撮の神様”、円谷英二を筆頭に、のちに『帝都物語』(88)などを手がける鬼才・実相寺昭雄監督や、「金曜日の妻たちへ」のプロデューサーを務めた飯島敏宏監督、大島渚監督作品の脚本家としても知られる佐々木守、「がんばれ!!ロボコン」など多くの子ども向け番組を手掛けた上原正三など、その後の映像業界に多大な影響を与えたスタッフが多数参加。
放送が開始されるや日本中の子どもたちを夢中にさせ、“怪獣ブーム”と呼ばれる社会現象に。その熱狂ぶりは、今上天皇が少年時代に、お小遣いで秋田書店の「図解 怪獣図鑑」を購入したエピソードでも知られている。
平均視聴率は36.8%に達し、第37話「小さな英雄」では、なんと最高視聴率42.8%を記録したほどだ。
アーカイブ性の高い洗練されたパッケージを、いざ開封
本パッケージの外観は昨年発売された「ULTRAMAN ARCHIVE ウルトラQ UHD & MovieNEX」同様、エピソードリストが描かれた、洗練されたデザインに。しかしクールな英語タイトルが大きく書かれていた「ウルトラQ」とは異なり、今回はオープニングで流れる日本語のタイトルフォントがずらりと並ぶ。このパッケージを見ているだけで、これから「ウルトラマン」を観るんだという高揚感が感じられる。
それではケースを取りだしてみよう。中には本編ディスク5枚と特典ディスクが1枚入っており、本編ディスク1枚にそれぞれ8つのエピソードが収録(5巻のみ7エピソード)。
ケースの裏表には収録エピソードの場面写真と脚本家、監督、特技監督の名前が掲載されていることでアーカイブとしての機能性が高く、コアなファン以外でもすぐに観たいエピソードが探せるのはありがたいかぎりだ。
1巻のケースを開いてみると、中にはバルタン星人の姿が!それぞれのケースの内側に人気怪獣たちが隠れているので、2巻以降はなにが出るのか、自分の目で確かめてみてほしい。
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