東宝の2021年ラインナップが発表!細田守最新作や『妖怪大戦争』、『マスカレード・ホテル』続編も
2021年に公開される東宝配給作品のラインナップが15日に発表。第91回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた『未来のミライ』(18)以来3年ぶりとなる細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』(2021年夏公開)をはじめ、待望の公開を迎える『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年1月23日公開)や『シン・ウルトラマン』(2021年初夏公開)などの話題作、そして新型コロナウイルスの影響で公開が延期になっていた作品などが一挙に紹介された。
まずは毎年恒例のアニメ作品。「映画ドラえもん」シリーズ第41作は、1985年に公開されたシリーズ第6作をリメイクする『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』(2021年3月5日公開)。
そして「映画クレヨンしんちゃん」シリーズは初の学園ミステリーとなる『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』が2021年4月23日(金)公開。
また「劇場版 名探偵コナン」シリーズは、今年公開が予定されていた『名探偵コナン 緋色の弾丸』が2021年4月16日(金)よりスクリーンに降臨。シリーズ初の興行収入100億円突破の大台を、人気キャラクター赤井秀一とともに狙う。
上半期に公開される実写作品では、ロバート・A・ハインラインの伝説的SF小説を映画化した『夏への扉 -キミのいる未来へ-』(2021年2月19日公開)を皮切りに、本広克行監督がメガホンをとる『ブレイブ -群青戦記-』(2021年3月12日公開)、2018年に放送された坂口健太郎主演のテレビドラマの劇場版『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』(2021年4月2日公開)。
また公開が延期となっていた『奥様は、取り扱い注意』(2021年3月19日公開)と『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』(2021年5月公開)もついにお目見え。6月に公開される菅田将暉とSEKAI NO OWARIのFukaseが共演する『キャラクター』も注目だ。
また、斎藤工や長澤まさみをはじめとする豪華キャストが集結する『シン・ウルトラマン』や、細田守監督がふたたびネットの世界を舞台にした最新作『竜とそばかすの姫』に加え、堀越耕平の人気コミックを原作としたアニメシリーズの劇場版第3弾となる『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE3(仮)』(2021年夏公開)や、三池崇史監督と寺田心がタッグを組んだファンタジーエンタテインメント『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(2021年夏公開)と、夏には大人も子どもも注目の作品も目白押し。
そして下半期には2019年に大ヒットを記録した木村拓哉と長澤まさみ共演の『マスカレード・ホテル』の続編となる『マスカレード・ナイト』(2021年9月17日公開)や、V6の岡田准一主演の歴史エンタテインメント『燃えよ剣』(2021年10月公開)。
さらにジブリ作品などに携わったアニメーターの安藤雅司が初めてメガホンをとるアニメーション映画『鹿の王』(2021年公開)や、人気深夜ドラマの待望の映画化となる『劇場版「きのう何食べた?』(2021年公開)。「コンフィデンスマンJP」の劇場版第3弾となる『コンフィデンスマンJP 英雄編』(2022年公開)も待機。
ほかにも東宝グローバルプロジェクトとして、日本発の人気ゲームを「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化し、山崎紘菜がハリウッドデビューを飾ることで注目の『モンスターハンター』(2021年3月26日公開)。ハリウッド版「ゴジラ」の第3弾で、小栗旬がハリウッドデビューを飾る『GODZILLA VS. KONG』(2021年公開)も。
2020年は世界的に未曾有の事態に直面し、いまだに収束の兆しがないなか、日本歴代興収記録を塗り替えることがほぼ確実となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(公開中)をはじめ『今日から俺は!!劇場版』などのヒット作を次々と送りだした東宝。
2021年はさらなるヒット作の誕生とともに、映画界のみならず社会全体に明るいニュースをもたらしてくれることを期待したい。
文/久保田 和馬